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【第1回ひつじが文学賞のご案内】

ひつじが初の文学賞、はじめます。

福岡の片隅にお店を開いてから数ヶ月。色々な方が遊びに来てくださって、店内では夜な夜な刺激的な会話が繰り広げられています。ブックバーという冠を被ったおかげか、読書をされる方も多く、ひつじがに置いてある書籍は勿論、ご自身の書籍をわざわざひつじがまで持ってきて読まれる方もたくさんいらっしゃいます。

また、ひつじが周りには絵描きさんも多く、そのうち何名かには店内で個展を開催いただきました。お店に遊びに来られた作家さんを見ていると、みなさん共通して、常に手を動かし、絵を描かれています。まるで魔法のように作品を描きあげられる様子を傍目にしながら、改めて《描くこと》が生活の中で身近なところにあって素敵だなあと思うわけです。

同じように《書くこと》も身近なものにならないだろうか?

世間一般的な文学賞は敷居が高くてとてもじゃないけど……なんて方でも気軽に文章を発表できる場所があれば、自分の言葉を見てもらう機会があれば、生活の中で書くことを面白がる人が増えるのでは……。と、今回世界一敷居の低い文学賞(になればいいなあ)をやることになりました。集まった作品は全て店内で閲覧できるようにして、1人1票の投票にて大賞作品を決めます。

この試みを通して、言葉に触れることを面白がる方がひとりでも増えたら幸いです。前置きが長くなり申し訳ありません。悪い癖です。

以下、詳細です。

□イベント概要

第1回ひつじが文学賞

テーマ:
『お酒』が登場する文章

応募規定:
A4用紙1枚分(片面)に収まる文章にて投稿ください。
ジャンル不問(小説、エッセイ、随筆、日記、詩、短歌、俳句、散文……)

募集期間:
2019年7月1日(月)2019年9月30日(月)

募集期間終了後、店内にて投票期間(約1ヶ月)を設け大賞ならびに受賞作品を決定いたします。なお、受賞作はひつじが店舗にて一定期間、大切な作品として掲示させていただく予定です。


□投稿方法

持参および郵送(メール等、データでの投稿は受け付けておりません)
※作品のタイトル・氏名・住所・メールアドレスを明記ください。

送付・投稿先:
ブックバーひつじが
〒810-0012
福岡県福岡市中央区白金2-15-3 SKJ白金 2F

福岡県外からのご応募も大歓迎です!

□補足事項

※応募された文章に関する諸権利は弊店が管理し、原稿は返却いたしません。
※応募された方の個人情報は本文学賞以外の目的には利用いたしません。

□この文学賞を始めたきっかけは?

ぼくは絵が苦手です。どのくらい苦手かというと……という話は個人の尊厳に関わるので割愛しますが、線を描けば蛇行するし、丸を書けば歪むし、作品を描ききる前に心の方が折れてしまいます。なので、日々絵を描かれている方と向き合いながら「すごいなあ」とその技術に感心し、同時に自分の気持ちを表現できる何かが身近にあって「羨ましいなあ」と、歪んだ線しか描けない己が腕を呪うのです。

自分と同じように「絵は描けないが、描ける人は羨ましい!」という人が楽しめるような取り組みはないかとインターネットの波に乗り、あれやこれやと探していく中で、ある日香川にある珈琲と本と音楽 半空さんが開催されている『半空文学賞』の紹介記事に漂着しました。

お店に関わってくださる方々と一緒になって、言葉を楽しむ取り組み。読んだ瞬間に「これだ!」と雷に打たれ、痺れる指先で、半空のマスターにメッセージを送りました。突然の連絡にも関わらず快く受け止めてくださった半空マスターの懐の大きさに助けられ、今回のひつじが文学賞開催に至った次第です。

□ということで、投稿お待ちしてます。

まずはここまで読んでくださり、ありがとうございました。もし「よっしゃ、いっちょやってみっか!」という気持ちが少しでも芽生えたなら、ぜひその勢いのまま筆を手にとってください。「うーーん、やっぱり自分にはハードルが……」という方もそこをなんとか、些細な呟きでもいいので(投稿しなくてもいいので)、まずはどこかに書き出してみてください。……でもやっぱり皆さんの言葉を読んでみたいので、気が向いたら見せてもらえると嬉しいです。

皆様からの投稿、心よりお待ちしております。

ブックバーひつじが 店主 シモダヨウヘイ

(ツイッターもやってます。)
店舗twitter:@bb_hitsujiga 
店主twitter:@shimotch


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