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プロジェクトの進行において、なぜ、「プロジェクトマネジメント」が重要なのか

JQの下田です。

私たちJQでは、自社サービスの企画、開発、運営事業の他に、プロジェクトマネジメント事業を提供しています。ありがたいことに、毎月何件もの引き合いを頂いており、これまで手がけた全てのプロジェクトを成功に導いてきました。中には100億円を超える大規模プロジェクトもあります。

「プロジェクトマネジメント」といってもあまり馴染みのない方が多いかもしれませんが、私たちが提供するプロジェクトマネジメントは、単なる進行管理ではなく、ゴールの絵姿・そこに至るまでの大きな段取り・スケジュール、様々な課題解決をする「プロジェクトを確実にゴールに導くための推進」。ですから、プロジェクトを進める上でとても重要な役割を担います。

プロジェクトマネージャーが担う役割

2017年夏、Jリーグが「Jリーグ公式アプリ Club J.LEAGUE」をリリースしました。そのプロジェクトマネジメントを行ったのが、私たちJQです。

このプロジェクトは、Jリーグを運営する公益社団法人 日本プロサッカーリーグと株式会社電通の共同事業として立ち上げられたもので、単なるスマホアプリの開発ではありません。試合日程や速報、ニュース、チケット販売などをはじめとするJリーグ観戦をよりお得に、便利にするのはもちろんのこと、ポイントプログラムを導入することで、様々な層のファンやサポーターの皆さんが幅広く楽しめるコンテンツを提供し、より一層Jリーグを盛り上げていこうとする一大プロジェクトでした。

いろいろなサービスを提供するということは、つまり、裏側の業務やシステム、関連システムとの連携も複雑であり、難易度が高いプロジェクトでした。

プロジェクト関係者は、Jリーグと電通社の他、teamLab、スポンサー、そしてチケットシステムを提供する会社にまで及びます。これらの全ステークホルダーを取りまとめてプロジェクトを進めていくのが、私たちの役割です。

大まかにいうと、サービスや業務、システムのゴールの絵姿を定義し、全体のスケジュールを引き、作業に分解してプロジェクトを進行していきます。

具体的には、サービス、業務、システムの歩調を合わせながら進めていくために、各ステークホルダーの作業の依存関係の整理や、いつどのレベルでアウトプットが必要かなど、作業レベルの定義、またちゃんと進行しているかの管理、タケノコのように出てくる課題の分析と方針決めなどを行います。ただ、進捗や課題の状況管理するのではなく、全体を動かしていくのです。

このプロジェクトもスケジュール通り、無事にリリースされ、アプリケーションの評価自体も高く、「こんなにバランス感覚を持ったプロジェクトマネジメントをできる会社は初めてだ」とのお言葉をいただき、私としても満足度の高いプロジェクトとなりました。

一般企業では、優秀なプロジェクトマネージャーは育たない

ここまで読んでいて、「いやいや、プロジェクト企画をした会社の人間がマネージャーを努めればいいのではないか」「外注する必要なんてない」と思われるかもしれませんが、プロジェクトマネジメントというのはかなり高度なスキルを要します。

それは、コンサルティング力・マネジメント力・ビジネス力・コミュニケーション力、サービスや業務、システムに関する知識などの、いわば総合格闘技的なスキルです。事業会社においては本業の推進(売りを立てる)に時間のリソースを割く必要があるので、おそらく、これら全てのスキルを習得するのは非常に困難だと思います。

SIerにもプロジェクトマネージャーという職種の方がいますが、基本的には要件ありきの開発とその管理を主にしているので、ビジネスを含めたプロジェクトマネジメントとは少し異なります。

私たちJQの場合は、コンサルティングファームで培った経験と、開発に関する知識、そして自社サービスや事業の立ち上げを通して養ってきたビジネス力、これらを併せ持っていることが、大きな強みとなっていることは間違いありません。

航海士がいなければ、船は正しく進まない

私は、プロジェクトマネージャーとは「航海士」のような存在だと思っています。

航海士がいなければ船を目的地に向かって走らせることができないのと一緒で、プロジェクトマネージャーがいなければ、プロジェクトを成功に導くのは容易ではありません。そして、ステークホルダーが多岐にわたると、難易度は高くなっていきます。

なぜなら、関わる人が多くなればなるほど、全員の矛先を同じにすることが困難だからです。

「次は何に取り組むべきか?」となった時に、ほとんどの人は自分の目線や作業レベルでしか考えられなくなってしまいます。また、全員オールは持っているけれど、サボっている人もいれば、一生懸命漕いでいる人も出てきて、みんなてんでばらばらな動きになってしまい息が合わなくなる。そうすると、同じ目標に向かって進んでいたはずのプロジェクトは、気がつけば間違った方向に進んでしまうなんてことになりかねません。

プロジェクトマネージャーは、その全ての矛先を揃えて、みんなの力を最大限に発揮し、確実に前進させていくために必要不可欠な存在なのです。


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プロジェクトマネジメントの専門家です。これまでに、100億円規模の案件、スマホアプリ開発案件、新規事業立上げ案件など幅広い種類の案件のPMを歴任してきました。/株式会社JQ代表取締役社長/好きなことは、登山・ランニング・読書/一児のパパ

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