【朗読時代小説】山本周五郎/「槍術年代記」

■あらすじ

 槍術に抜群の才をしめすものの、足軽の身分の低さに甘んじる友右衛門が、親友との決闘を機に諸国を遍歴する。妹をつれて仕官の道をさぐるが、うまくいかない。高島で、再び足軽となるが、そこでまっていたのも屈辱の日々であった……

■登場人物

兵堂友右衛門……出羽国松山藩の足軽にして、槍術に天才的な才を示す。士分と足軽の対立をきっかけに、親友孫次郎と決闘し、藩を出奔、妹と諸国をさまようことになる。

小夜……友右衛門の妹。

寺沢孫次郎……友右衛門の親友。

島田伝十郎……高島藩横目役の倅。酒癖が悪い。

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