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カメラの王様、大判カメラのテンポ。

今回はぼんやりと書いてみます。

大判カメラと僕が出会ったのはちょうど一年くらい前だったようにおもいます。スタジオで使うような大きなカメラ。程度の認識だったけど、そのカメラたちから生み出されるイメージの解像度には驚かされるものがありました。

↓大判カメラを始める前によく見ていた動画です。

https://youtu.be/95HaYPs8XQo

6x7判のカメラは既にたまに使っていたのでフィルムカメラは思っていたより良い画質で撮れる事は知っていた。さらに良好な画質を得られるのであればより興味も湧くわけです。

大判カメラで撮影できる状態に持っていくまではもろもろ含め10分ほどかかります。このスローなプロセスは何処か精神修行のような感覚にもなります。

僕は今ウイスタ45とジナーP2を所有しています。月に2回程度使う感じです。

スクリーンショット 2020-04-04 16.59.25

得られる画像はやはり素晴らしいものです。

実際のところ今の35mmフルフレームのデジカメのほうがより高精細に撮れちゃったりしますが、そこは目をつぶるとして。(フィルムで良い画質を得られるのが大切なことなんです。)

スクリーンショット 2020-04-04 15.08.50

Camera:Wista 45
Lens:NIKKOR-SW 90mm F4.5
Film:Fomapan 200

大判フィルムで撮った写真はひと目ではフィルム写真と気づけ無いほど解像しています。デジカメでも良いじゃんってよく聞かれますが、物質的記録でここまでの画質を保持しておけるのは結構大きい。

僕は大判の中では1番小さいサイズの4x5のフィルムで撮影していますが、大判フィルムはもっと大きなフォーマットもたくさん有りますね。有名なのは5x7や8x10など。フィルムというよりは紙みたいなサイズです。画質凄いんですよね〜。やりたいなぁ。

大判カメラのテンポは明らかに隔世のそれです。海外の大河のような、まったりとゆったりとした流れの時間です。

スタジオなどではまだ現役の子も居るでしょうが、歪み補正としてのアオリの処理はPsで十分できますし、純粋な大判カメラの優位性はランドスケープなどの特殊用途に限られているでしょう。

今の時代にフィルムカメラと付き合うのであれば大判カメラは是非一度触れてみて欲しいと僕は思います。得られるフィルムは35mm判とはまったく異なったベクトル。もはや財産のような深みを持っています。

大判カメラ、大判フィルムにはその場の空気をぴっちりと汲み取り保管する能力が有ると僕は感じます。まったく嘘がない、クリーンでプレーンなイメージ。

36枚撮り、12枚撮りのカメラもいいですが、たまには1枚撮りのカメラを使うというのも楽しいものです。ちょっとしたミスで一枚無駄になっちゃったり、現像だけでも手間とお金がかかったり。

ここに価値を感じていただける方はぜひ一度触れてみて下さい。良心的な価格で楽しめるのは今が最後かもしれません。

スクリーンショット 2020-04-04 16.47.09

Camera:Wista 45
Lens:NIKKOR-W 210mm f/5.6
Film:Fujifilm 160NS

いつもどおり何か着地点が有るという訳では有りませんが、大判カメラについて思うことをまったりと書いてみました。

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