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CanvaでA5同人誌の入稿データを作る【背表紙攻略方法】

今回は「背表紙のあるA5本データを作る」ことが目的ですが、canvaの仕様の関係で、タイトルを入れる前段階の「背幅を把握する」時点で、えらいややこしいことになりました。どうにかしていきましょう。
前提として、以前書いた「Canvaと「かんたん表紙メーカー」で3分で入稿できる表紙を作る」を読んでおいてもらえると、楽かと思います。

0. 作りたいもの

▲こんな感じの、A5本の入稿できるPDFデータ
塗り足し3mmあり、背表紙8mm、背表紙にタイトル入ってるやつ

1. 事前に準備するもの
「かんたん表紙メーカー」さんで作った背表紙のロゴデータ
・背表紙の厚さ(使う紙や各印刷会社でそれぞれの計算方法があるので、計算してください)
・迂遠な方法にもあきらめない強い心

2. Canvaの致命的な欠点と、力づくの解決方法にたどり着くまで
ちょっと迂遠な話から始めます。
超便利なcanvaですが、いくつかできないことがあります。
その中でもとりわけ不便なのが「サイズ指定したオブジェクト(四角形とか)を描画できない」ことです。
これができれば、背表紙の幅を四角形で描画→キャンバスの中央に配置して、文字サイズを調整、と簡単に背表紙ができるのですが、まあ無料サービスにそこまで求めるのは酷でしょう。

そこで悪知恵を働かせます。
canvaは、オブジェクトのサイズ指定はできませんが、キャンバスはカスタムサイズで作れます。そして、別キャンバス間でも、オブジェクトのコピペは可能。
というわけで「背幅×(210+6)mm」でキャンバスサイズを指定して、キャンバスサイズぴったりの四角形を描く(=背表紙幅の四角形ができる)→メインキャンバスにコピペ、でいいんじゃない!?と思いました。背幅用のキャンバスと、メイン作業用のキャンバスに分ける感じですね。はい、結果⬇︎

左様でございますか………………
ご覧の通り、canvaのもうひとつの致命的な欠点は「10.583mmより小さいキャンバスは作れない」ということです。11mmより分厚い本を出す人ならば問題ないでしょうが、世の中そんなに長編書きばかりではない。

というわけで、もはやとんちかよという迂遠な手段ですが「151mm幅(表1塗り足し設定済みサイズ)で作成したオブジェクトで挟み込み、背表紙の幅を確定する」という方法でいきます。イメージは下の図のような感じ。

3. というわけで実作業
まずはキャンバスを2つ作ります。目的は以下の通り。
メインキャンバス(入稿用・サイズは(302+各自の背幅)×216mmで設定する。今回は背幅8mmと仮定し、310×216mm
素材用キャンバス(挟み込んで、背表紙の幅を確定させるための素材用。サイズは151×216mmで設定。横幅は、ぬりたし3mm+表1の幅です。高さは関係ないので、何mmでもいいです)

▲これが①メインキャンバス。

▲こっちが②素材用キャンバスです。先に②から作業していきます。

(1)「図形」から「四角形」を選択

(2)キャンバスサイズに合わせて拡大。はみ出さないように注意。
(3)四角形を選択し、キーボードのCtrl+Cでコピー(macはcommand+C)
(ツールバーの「コピー」だと、同じキャンバス内にペーストされてしまうので注意)

(4)①メインキャンバスに移動し、Ctrl+Vでペースト(macはcommand+V)

(5)左右2枚ペーストしたら、②素材用キャンバスの役目は終了です。
中央の白い部分が、背表紙となりますので、この幅に収まるようにタイトルを配置しましょう。

準備しておいた「かんたん表紙メーカー」で作ったタイトルデータを、アップロードして配置。

背景に写真なども貼ると、こんな感じ。

おつかれさまでした。あとはPDF形式でダウンロードしてください。
保存時にトリムマークや塗り足しの要否を聞かれますが、すでに塗り足し部分は含めて作成してるので、必要ないです。

あと、万全を期するのであれば、印刷所に入稿するときに備考欄などに「背表紙の中心線をキープしてください」と書いておきましょう。背表紙の文字が表1・4にはみ出さないように印刷所で調整してくれます。
(その代わり、表1・4で断ち切り線ギリギリに配置してる部分は、多めに断ち切られます)

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二次創作の文字書き