◎さて、今年はここ数年よりも格段に「何か」を作った。活動的と言うのだろうか。いや言わないだろう。これで活動的と表現してしまうと本当に活動的な人に利き腕でぶん殴られてしまうかもしれない。しかしながらここ数年の自分と比較すると活動的だったのは事実。音楽は10曲そこそこを発表して、ライブ1本にその他少々。昨年一昨年とは比べ物にならないが、それでも全然物足りない。先日、イコさんという友人と話していて気付かされたことがある。「楽しい」と「楽」はびっくりするくらいに真逆であるということだ。いま楽することは未来の苦しみにつながるし、いま苦しむことは未来の楽しいに繋がる。楽しむためには苦しむ必要があるのがこの世の摂理なのではないだろうか。そう考えると、ここ数年自分はずっと楽をしていた。そして後々苦しんでいた。その結果としてこのような状態になってしまった。齢26にしてようやく気付いたのだが、楽をすればするほど時間はなくなっていくし、更に楽なほうへ楽なほうへと流れていく。それがひどく現実であり、恐ろしい。来年は楽をせず、楽しめるように音楽もその他もやらなければいけない。何故ならカウントダウンは既に始まっているから。
◎一方で、昨年からなんとなく続けてきた配信はかなり意味を孕んできたように思う。それは何故か?苦しんだからだろう。正直かなり苦しかった。曜日と時間を決めてやることによって、自分のやりたいやりたくないと関係なくやることで苦しみ、同時に鍛えられ、そしてなんだかんだ楽しむことができた。二年近くになるが付き合ってくれている人には本当に頭が上がらない。来年は趣向を変えてまたリセットして自分の身になるようにやっていければと思う。また、仕事に関してはずっと文句ばかりだったが、今は「生活するための対価として時間を提供している」程度に考えが落ち着いた。だからこそ精神を磨耗するのは本当にもったいないし、その精神力やバイタルは自分のやりたいことに捧げたい。今年は平日のほとんどが仕事によって時間から心まで持っていかれていたので、そこは割り切って家に帰ったら仕事とは別に自分を苦しめられればいいなあと思う。
◎他にも今年やったこと、やらなかったこと、やれなかったことと様々あるが、叙事的に書いていっても何も面白くないので留める。ざっくりまとめると、今年はそこそこ頑張りました、でもまだまだ足りません、来年はもっと頑張りますというお話。とても前向き。なぜなら強がることはやめて強くなろうと思えたので。そんな感じで次が最後。

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