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不妊治療をはじめて明日で1年になります

「28歳ぐらいで結婚して、30歳までには子どもを1人妊娠出産して、2人目もできればほしい!」

これは24歳、25歳ぐらいのわたしの考えていたライフプラン。

先日31歳の誕生日を迎えた、わたしの現在は子なし、共働きの結婚4年目。そして不妊治療をはじめて6月で1年を迎えます。

ちょうど1年前の30歳になったばかりのわたしは不正出血があったり、生理が来ていない月がちらほら。

4年前に卵巣のう腫の手術を経験したこともあるため、不安と心配の面持ちで駆け込んだ婦人科。

血液検査をしたけど特に数値に以上はなく、婦人科の先生には
「最近、引越しや転職など環境が変わる変化がありましたか?」
という質問をもらって、「いいえ」と返し。

「なんだろうね、もし今後妊娠を希望しているなら一度、早めに不妊治療専門のクリニックに行ってみることをおすすめします」と。

そして近くの不妊治療専門のクリニックを紹介してもらい、そわそわした気持ちで夫と一緒にふたりで行ったのがちょうど去年の6月。

はじめに先生から不妊治療の説明を受け、
まずはわたしと夫ふたりとも検査があること、検査後はまずはタイミング法。それを数回試みて妊娠しなかったら次は人工授精、こちらも数回試みてそれでも妊娠しなかったら最後に体外受精というステップを踏んでいくことを冊子を見せながら教えてもらい、

「30歳という節目の年齢なのもあるのでとりあえず検査してみましょうか?」の一言で同意書をかき、婚姻関係という証がないと保健適用されないということで住民票を発行、提出し、あれよあれよと流れるように検査の予約日が決まり、治療が進んでいきました。

「次の生理が来たら、まず病院まで電話してください」

そういわれ、生理が来た日に電話。
「○日に▲▲の検査をして、そのあとに○日に☓☓の検査をします、そして…」
と看護師さんがたんたんにすらすらと、聞き慣れないいくつかの検査の日程を決めてくれる。

数ある検査のなかで卵管が詰まってないか確認するための検査がわたし的一番痛かった。

保健体育や理科、生物の授業中など、それと採血をしたあとに気持ち悪くなる体質(迷走神経反射)をもっているので、時に検査で気分が悪くなって、病院のベットでしばし横になったりなることも。

ちなみに最初の検査だけでかかった費用は保険適用で全部で3万円ぐらい。

「不妊治療が大変」なのは想像していたし、3人に1人は仕事を辞めるという話も聞いたことあるし、ドーンとかまえていたつもりだったけど、
いざ当事者になってみるとただ検査をしただけで

「本当に不妊治療を続けられるんか?そこまでして子どもほしいの?」
と何回も何回も自分に投げかけてぐるぐるするほど、わたしにとっても(夫にとっても)過酷な検査期間。

そんな過酷な検査結果から、どうやらわたしは排卵がしづらい体質とのとこなので週1回お薬を飲むこと、生理が来てから5日後から5日間、また別の薬を飲むように、

そして、また
「次の生理が来たら3日目か4日目に来てください」と。

先生の言葉通りに生理が来た3日目に病院に行き、5日目から飲む薬をもらっていわれるのは

「そしたら次は10日後の○月○日に来てください」と。

ピンポイントでその日に通院したら、お小水をとって、妊娠しやすいかどうかを検査キットで測り

結果が陰性だった場合は

「また明日来てください」と。

次の日も陰性だったら

「また明日来てください」と。

ちなみに自己負担は保健適用でお薬代も合わせて毎月、病院に4回〜6回通い、わたしの場合は月8,000円ぐらい。

普段の仕事が自宅リモートで家から通える範囲の病院だったことが幸いで、お昼休憩の時間を使ったり、会社の制度でコアタイム以外に限り申告すれば通院が可能だったので
先生のいわれた通り、ピンポイントの日にち曜日になんとか通院することができたけど、

生理って人それぞれ周期はだいたい決まってるからそろそろ来るかな?とかはわかるけど、何月何日に来るかは生理のみぞ知るもの。

コロナ禍前の出社ありきだったら、有給をとって通院しなくちゃいけないし、

実際、病院の待合室にパソコンを持参して、カタカタと仕事をしている女性もたくさんいるし、

しかも月に1回の排卵のタイミングを逃したらまた来月に持ち越しなので、年単位で考えると妊娠のチャンスは12回しかないわけで。

そんな中、身近な人が妊娠したり、出産したという報告を受けると、どこか素直にお祝いできない、喜べない自分が嫌になって、自分ってなんて性格悪いんだろうと自己嫌悪に陥ったり。

プレッシャーに押しつぶされそうになって。
毎月、生理くるのが嫌になって。
また今月も病院いかなくちゃぁと憂うつで。

これは不妊治療大変すぎる。

日本は少子化、少子化とずーっといわれてるけど、
子どもを授かりたい、けど授かれなくて悩んでる夫婦がたくさんいるよー!って叫びたいし

その声がお国のえらい人に届いて、なんかもうひと声でもう少し行きやすくならないかなと、いっそ無料にならんかなと思うことも。(妊娠にかかる費用も含めて)

わたしはなんだかんだでタイミング法を1年で6回ほど試みてみるものの授かれなかったので、先生からの次のステップに進もうということで、2週間前にはじめての人工授精をしました。

人工授精も生理が来たら3日目か4日目に通院、
そのあと排卵しそうな時期に通院、
排卵チェックで陽性が出た次の日は人工授精日。
陰性だった場合はまた次の日に排卵チェック…。

なので、こちらも生理がいつ来るか次第。
そして人工授精の自己負担は1回6,000円ぐらい。+薬代や排卵チェック代で月1万円くらいです。

体外受精はまだ説明しか聞いてないけど、すでに経験した人の話を聞くとめちゃくちゃめちゃくちゃ痛いらしい。妊娠って本当に奇跡。

不妊治療をしてる夫婦はこんなにもつらい思いをしているんか、そして全国に世界にたくさんいるんだと、つらいのはわたしだけじゃない、何年も、もっとつらい思いをしている夫婦もたくさんいるんだ、と病院帰りに自然と涙が出てきて、涙目で帰宅することもしばしば。

そして、不妊治療をして明日から2年目。

我が家に赤ちゃんは来てくれるのか、来てくれる場合は果たしてそれはいつなのか、もしかしたらこれからもずっと夫婦2人で生きていくかもしれないし、それは神のみぞ知る事実。

つらつらと不妊治療つらいんよ、大変なのよをかきましたが、不妊治療だけにかかわらず、当事者になってみないとわからないことはやっぱりあって。

働いている女性にとって不妊治療クリニックへの通院はかなり負担が大きいので、制度面での柔軟な対応や、社会的な理解がより広まるといいなと思うし、
生理来ない、不正出血がある、などなど生理不順があったり、子宮頸がんの検査などをしばらく受けてない方は未来の自分のためにも早めの婦人科受診をおすすめします。
なぞに婦人科の行きづらさMAXなの、どうにかしたいよねといつも思います。

わたし的に不妊治療クリニックも行きづらさがすごくて躊躇したけど、もう少し早く行って検査しておけばよかったなぁと、どうしようもないたらればを思うこともあるので、子どもを考えている夫婦は早めに行くのも!

来月からもほどほど適度にがんばるぞ!

最後までよんでいただき感謝です٩( 'ω' )و