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なぜサイエンスライターは中古マンションを買うことにしたのか

noteの新シリーズ「サイエンスライター、中古マンションを買う」の第1話です。

39歳という区切りのあるようなないようなタイミングで中古マンションの購入を検討するあたりから始まります。

1Kを転々とした8年間

今までは賃貸の1Kを転々としてきました。

大宮に3年間
なかなかいいところでした。最近は住みたいところランキングで上位に駆け上がっているのも納得です。部屋としては1Kだけどリビング部分は12.5畳だからかなり広め。ただ都内に出ることがだんだん増え、交通費がばかにならなくなったので東京23区へ。

某所に11ヶ月
いわゆる下町と呼ばれているようなところだったけど、これが自分に合わなかった! 過去の栄光で持ち堪えているようなもので、こうやって街は衰退していくんだろうなあ……と思わざるをえませんでした。家賃優先で部屋は7畳1Kにしたけど、これも狭くてストレス。早くここから抜け出したいと考えていたとき、こんなドラマに出会いました。

『勇者ヨシヒコ』の後で惰性で見ていたドラマです。「なんとなく吉祥寺がいいなあ」と考えているお客さんに、その人の性格や生活スタイルに合った別の街の物件を紹介するというもの。神楽坂とか蔵前とか雑司ヶ谷とか、街の名所とかおすすめのお店もあって面白かった。

「そうだよなあ、家賃だけじゃなくて街の雰囲気も大切だよね」ということで、「自分に合った街を探す」というコンセプトを大切にして次の引っ越し先を探しました。

吉祥寺に4年間
「そのドラマを見て吉祥寺かよ!」というツッコミが来そうですが、実際にいろんなところに駅周辺を念入りに下見した結果です。徒歩35分orバス10分なので駅近ではないけど、駅に出るのは週2くらいなので家賃も抑えつつ駅も家周辺もいいところ。1K10畳で家賃8万円を切ったのでお得なのは確かです。

1Kだと布団の埃がたまる

ずっと1Kに住んでいたけど、気になるのが布団の埃がリビングにいっぱいたまるところ。基本的に家でお仕事するので、それが余計に気になるのです。あとは、ちょっと休憩しようとしてずっとベッドでゴロゴロ……なんてことも。ベッドの誘惑強すぎる。

うっすらと「やっぱり寝室が別に欲しい」と思っていて、次のマンション更新のときに考えようとしていたのが、吉祥寺に住み始めて3年を迎えようとしていた2020年2月ごろ。次の更新が2021年4月なので、1年かけて住む街も物件もゆっくり見極めようとしていました。

ところが、そうこうしていると新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広まり、2020年4月と5月はイベントレポート系のお仕事が全部どこかへ吹っ飛び、引っ越しどころか実家への撤退も頭をよぎるほどでした(もちろん親への感染を考えると帰省するわけにもいかず)。

家賃を上げる、都心から離れる、そして第3の選択肢

幸いにも6月ごろになるとお仕事が戻ってきたけど、今まで以上に家にいる時間が増えて、1Kの課題をより実感するようになってきました。マンション更新まで半年を切った2020年11月、「やはり1LDKか」ということで物件を探してみると、なかなか厳しい。

吉祥寺の範囲内だと1LDKの家賃は12万円以上
今より年間50万年以上負担が増えるとか全然現実的ではない。

都心から離れる
現実的な解決策だけど、多分ワクチン接種が普及すれば対面取材が復活する。電車移動がだるい。

マンション購入?
うーん、どっちもどっちと考えていたところ、くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。マンション購入という単語が。

僕と近い年齢の人の中にも、独身のときにマンションを買ったという知り合いが結構いるので、選択肢としてなしではない?

ざっと調べてみると、年収(個人事業主は年間所得)の7〜8倍くらいの値段ならローンを組めそう。その価格帯だと中古マンションになって、月々の返済額は6万円くらい。お、これは完璧な解決策ではないか!?(この後知ることになるけど、これにプラスして管理費と修繕積立金があるから、これだけで安くなるわけではないです)

しかしマンション購入の流れなどわからず、フリーランスのライターという胡散臭い職業マックスの人が住宅ローンを組めるのか不透明すぎる。考えても仕方ないから、とりあえず不動産屋さんに聞いてみて内覧してみるか。

つづく。

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