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宅浪で東大に受かるためのガチTips

(※自分の経験を話す都合上タイトルに「東大」って書いてますが、別にそれ以外でも応用できるであろう内容です。)

どうも。現在東大の文学部におりますガンランサーと申します。

えーと、以前「東大合格には宅浪がオススメな10の理由」という情報量ゼロの記事を書きまして、まあふざけきっているので内容は純然たるゴミカスなんですが、受験シーズンということもあってこの2月3月あたりまたアクセス数が増えていたという予期せぬ事態。

しかし少しでも有益な情報を得ようと「東大 宅浪」で検索してこの記事に辿り着くとしたら、そんな少年少女が不憫でなりません。世界への憎しみって多分そういう些細な不幸から生まれますからね。

というわけで真面目なのを書きます。

あとちょうどウイルス対策で家にいようキャンペーン中だし、宅浪生以外でも「家だと集中して勉強できない」って人のためにもなるかもしれません。宅浪は万物に通ずる。

受験期のステータス(簡単に)

「浪人上等」の気風がはびこる都立西高卒。まず現役時代に文科三類を受け、3点差で不合格。そのまま宅浪に突入、1年後に再び文科三類にチャレンジし、合格最低ラインから50点くらい余裕をもって合格。

一応、地元の小さな塾に週1(2時間くらい)だけ通って英語をやっていました。

またZ会の通信教材もやっていましたが、サボりすぎて数ヶ月分たまっていたため1月のセンター試験直後に死ぬ思いで片付けました。バカです。

しかし逆に「直前期に大量の添削をしてもらえた」ことになり、結果オーライな感もありました。なのでたとえば12月~2月分くらいだけ申し込んで、模試みたいな感じで解くのもオススメです。

以下、宅浪するにあたって必要と思われる前提(僕の主観)と、生活を楽しむために自分が気を付けていたポイントをいくつか。

前提①生活リズムを整える

マジでこれに尽きます。とりあえずこれ。僕は「6:30起床、23:50就寝」でした。最適な時間配分の仕方は人によりますが、なるべく朝早く起きて夜早く寝たほうが精神衛生的にも良いです。

(宅浪Tips、ぶっちゃけこの前提①だけやってればいい説ある。)

前提②学習できる環境を確保する

僕の場合は日中は家に誰もおらず、集中して勉強できたことが大きかったです。日中に親御さんなどがおられる場合は、自室があればそれでよし、なければ「勉強中はこっちの視界に入らないでくれ」的なことをお手柔らかに伝えると良いのではないかと。

情報量ないほうの記事にも書きましたが、リスニングなどの際に音読ができるとなお嬉しいですね。

前提③信頼できる情報源を持つ(僕が参考にしていたブログへのリンク有)

予備校の場合は予備校のテキストがありますし、何か迷っていても予備校の人に相談すればいいのですが、宅浪の場合、どの問題集を買ってどのくらい極めるかも含めて自分で考えることになります。そんなときに確かな情報源があると良いです。先輩とかブログとか。

当時、僕は「現役文Ⅰ東大生による絶対合格!!!勉強法ブログ」を参考にしまくっていました。現役東大生が書いているから信頼できるし、それぞれの科目に関して事細かに教えてくれています。問題集の比較なんかもしてあるので、かなり有用かと思います。

で、ここからは前提というより「+αでこんなことやるといいよ」ってポイントです。

ポイント①勉強時間を測って記録する

日記に毎日記入していき、累計の勉強時間が増えていくと楽しかったです。今日は午前中で3時間半できた!!みたいな達成感もありました。

ポイント②週ごとにやってくる楽しみを設定する

僕の場合は月曜に『少年ジャンプ』とポルノグラフィティ晴一さんのラジオ、いくつかのTVドラマ、そして土曜日に『正直さんぽ』『ぶらぶらサタデー』などの旅番組がありました。当時は1年間だけ『正直女子さんぽ』という番組をやっていて、今ほど売れる前の松岡茉優が出ていたんですね。癒しでした。「受かったらここに行ってみたい!」というモチベーションも喚起できるので、旅番組系はおすすめです。

ポイント③筋トレやランニングなどの運動をいい感じに組み込む

これは完全に人によると思いますが、僕の場合はダイエットも兼ねた一年間だったので「週4で30分ランニング、毎日5分筋トレ」をしっかり遵守していました。勉強がちょっとうまくいってない日でも運動さえすれば自己肯定感は保たれるので、こういう脳筋的な発想はじつはとても有効です。

ポイント④たまに友達とパーッと遊ぶ

月イチくらいで1分も勉強しない日があって大丈夫です。そのくらいで合否には影響しません。

◆◆◆

次に各科目の自習について簡単に。さっき挙げたブログを参考にしてあるので、より詳細な勉強法に関してはそちらを見ていただいたほうが早いかと思います。

また前述の通りZ会も一応あったので、トータルで見ると僕がやったのは大体「以下に挙げたもの+1月2月の集中的なZ会演習」です。

英語

基本的に毎日やってました。

『鉄壁』を1章ぶん筆記&音読、『キムタツの東大英語リスニング』1回ぶんのシャドウイング(CDから流れてくる英語に合わせて自分も読むやつ)、『Vintage』(のちのち『全解説頻出英文法・語法問題1000』にレベルアップ)1単元、『英文標準問題精講』1ページ、くらいが毎日のノルマだったと記憶しています。

最終的には『東大の英語25カ年』を途中まで進めた気がします。受験英語の勉強はいったん習慣化しちゃえば強いと思います。

数学

青チャートを毎日1周してました。もちろん毎日すべての問題を解くわけにはいかないので、「ページを見た瞬間に解き方が浮かぶ」というラインまで持っていけたら成功とみなします。

「文系数学は暗記」という言葉がありますが、あながち間違いではないと思っています。僕は基礎レベルがなっていない受験生だったので、青チャートレベルの最低限の武器を揃えることが急務でした。6月7月は確か英語ノルマ含めすべてを放り捨てて、数学しかやっていません。

青チャート→1対1対応の数学→プラチカ、とレベルを上げていき、宅浪後半になると青チャートのみならず後半の2つも「暗記」方式でインプットしてました。25カ年はあまり記憶にないので、過去問はそんなにやっていなかったと思います。(そのぶんZ会に助けられました。)

日本史

教科書がすべて。何かあれば教科書に書き込んでおき、「とりあえず教科書を見とけば大丈夫」という最強の参考書に仕立てあげました。

あとはZ会の記述問題集をやって、頻出する基礎的な記述パターンは毎日見て「暗記」していました。いちいち考えるよりそのほうが手っ取り早いです。そのノリで25カ年もやり込み、さすがに暗記はしてませんが、何度もインプットを繰り返したはずです。

世界史

東進の一問一答と資料集(うちの学校は『タペストリー』)。あとは日本史と同じです。教科書は見てません。

東大の場合は世界史のほうが日本史よりも「既知の事実を書かされる」傾向にあるので、わりと細かい用語まで覚えようと苦心していました。

国語

すみません、正直あまり記憶にありません。『マドンナ古文単語』『マドンナ古文常識』あたりを、毎日とは言わずともちょこちょこ見ていたのは覚えています。問題演習量はたぶんZ会で最低限くらいには確保していました。

生物基礎・化学基礎

学校でやっていた問題集を改めて何周かしました。生物基礎は教科書のデザインが良かったので、日本史ばりに教科書をめっちゃ読み込んでいました。

◆◆◆

それでは、疲れてきたのでこのへんで終わりにします。

ぶっちゃけ何を書けばいいのかよく分かっていないので、「もっとこういうことが知りたいんだけど!!?」みたいなのあれば教えてください。いつでも追記します。

最後になりますが、宅浪という未知なる航海へと乗り出す人はみな同志だと思っています。一緒に頑張っていきましょう。

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