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マネージャーとして成果を出すためのフィードバックについて考えてみた1

こんにちは。株式会社movのしまけんです。
そういえば、2024年3月にCoral Capitalのイベントで登壇し、マネジメントについてパネルディスカッションしたなぁということを思い出しまして。

その時に話した内容は、今思っても結構大事にしているなと思ったので、改めて書き残しておこうと思います。
マネジメントにお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

今回は、フィードバックについて1です。

「フィードバックって難しい!」と思ったことはありますか?
私はあります。というか毎日のように思っています。

フィードバックって、ある意味自分を棚上げしつつ行わないと行けない場合もあるし、逆に「簡単なのに・・?」と心で思ってしまうこともあるでしょう。

優しく言いすぎても伝わらないし、強く言いすぎても関係が壊れそうになる...。

今日は、私が日々の現場で実践している「フィードバックの考え方」について、率直に書いていきたいと思います。

※だいぶ私見がはいっているのでご容赦ください。

時代は「寄り添い型」?問題は言語化力だと思う。

最近の傾向として、「寄り添って導くことが大切」みたいな話をよく目にします。Xとかでもそういう主張を目にする機会が多い気が・・・。

価値観が変わってきたからでしょう。
私の世代はおそらく時代の変わり目というか、新卒のときは「こんなこともできないのか」と言われたり、頭ごなしに怒られるなんてこともあったと思います。

が、最近では副業や個で生きていくチカラにフォーカスが当たりつつありますね。上記のようなフィードバックよりも、めっちゃ気を遣いながらフィードバックをしていると、新橋でサラリーマンが嘆きながらインタビューに答えているニュースを見たことがあります笑

私も確かにその通りで、言葉の選び方や伝え方は慎重派です。

ただし、どこに気を遣うかというと、言語化の仕方です。

そりゃあ時には「なんでこれがわからないんだ??」となるときもありますが、それは他人だからです。

相手の性格や状況を見て、相手の思考プロセスを想像しながら考えると、躓いているポイントが掴めるはず。

そして、違和感を持っているポイントを丁寧に言語化し、伝える言葉を丁寧に選んでいく。

そうすることで的確なフィードバックをすることができるようになります。怒鳴ったり頭ごなしに叱りつけたりしているのは「言語化力がない」と言っているのと同義だと思います。

とはいえ、時には「コンフリクト」も必要

実は私、あえてコンフリクトを起こすこともあります。

「え?それって今の時代、良くないんじゃない?敵作るで。」

って思われるかもしれません。でも、時にはその人にとって「ちょっとショックかも」という言葉を選ぶことも、実は大切だったりするんです。

それはどんなときか。
いわゆる「正論」を言わなければいけない状況です。正論って聞いた時「うっ」となりますよね。でも、マネージャーが遠慮してばかりいては、メンバーの本当の成長は望めません。

ベンチャー企業で働いているなら、なおさらです。スピードが求められるベンチャーでは、「優しくゆっくり」ばかりでは、競争に負けてしまうと思います。

だからこそ、後のケアをしっかり考えながらも、言うべきことはちゃんと言う。これって実は、メンバーの成長を願った真摯な態度なんじゃないかなと思います。

そしてその時に引き出したいゴールは「申し訳ありません」という謝罪ではなく、「ではどうしようか?」という未来のお話です。

合意された方針が守られていないときの伝え方

組織として「◯◯をやっていこう!」と約束したことが何回も守られないこともよくあると思います。こんなとき、私が心がけているのは「気持ちを率直に伝えること」。

例えば・・・
「前回、○○という方針でやっていこうって一緒に決めたと思うけど、どうしてやらなかったのでしょう?もし、反対意見があるなら決めたときに教えていただければよかったのですが。」

「反対意見があれば今からでも聞きたいと思うのですが、いかがですか?また、代替案も出してくださいね。」

「正直、それが守られていないのを見て、すごく残念に感じています」

このように、猶予を持ちつつ、いわゆる「Iメッセージ」で伝えるんです。主語を自分にして、自分がどう感じたかを伝えるというやつです。
そして大事なのはやはり、「じゃあ、これからどうやっていこうか?」という建設的な対話に持っていくことです。

結局フィードバックもバランス

結局のところ、フィードバックって「寄り添い」と「正直な指摘」のバランスなんだと思います。

私の場合は、こんな感じで考えています。

  1. まずは相手の状況をよく観察する

  2. 必要に応じて「痛み」を伴うフィードバックも選択肢に入れる

  3. ただし、その後のフォローはしっかりと

  4. 建設的な対話で締めくくる

おわりに

「正しいフィードバック」なんて、実は存在しないのかもしれません。でも、相手の成長を真剣に考え、時には厳しいことも言える関係性を作ること。これって、実はすごく大切なんじゃないでしょうか。

優しさと厳しさ。この両方のバランスを取りながら、メンバー一人ひとりの成長を支援していく。簡単じゃないけど、だからこそやりがいがある。そんな風に私は考えています。

みなさんは、どんなフィードバックを心がけていますか?

下記記事でも続きを書いています。


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