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仕事をなめるな。飲食業をなめるな。創業をなめるな。

 「鮪のシマハラ」は大きな目標にむかって走り始めました。創業メンバーと日々現場でいくつもの課題と向き合っています。

 いま仲間たちと作っているのは料理だけではなく、お店の雰囲気やスピリッツ、マグロ愛などさまざまです。そうです。組織としての基礎を作っています。「5年でサクッと30億くらいやる。」ためには強い強い土台が必要なのです。

 そこで最近、私がメンバーによく言うセリフが

「仕事をなめるな。飲食業をなめるな。創業をなめるな。」です。

 「鮪のシマハラ」の創業メンバーは本当に素敵なヤツばかりです。みんな真面目でよく働きます。「よくぞこんな会社にきてくれたなぁ。」と感謝の気持ちでいっぱいであるし、組織の成功を確信しています。

 しかし全員が飲食経験者であるが故か気になることがあります。それはレストランにおいては、一時的に円滑な営業活動ができない日や時があるのは仕方がないと考えていることです。円滑な営業活動ができていないとは、料理の提供時間が遅い、ホールスタッフの人数が足りていない、など様々な理由でお客様に十分楽しんでいただけていない状況です。

 理由はいろいろあります。「シフトの組み方にミスがあった。」「想定をはるかに上回る来客があった。」などなど。長く営業を続けていれば、そういう日は必ずあるし仕方がないと考えているのです。

 私はそれを是としません。「仕事をなめるな。」です。残りすべての日数が完璧な営業であっても、納得できない日が一日でもあればもうダメなのです。本当の意味での創業はできません。今出来ないことは、その先も絶対出来ません。ダメな組織になるのです。「創業をなめるな。」です。「飲食業は毎日小さく成功すれば、三年後は必ず大きく成功している。」これが私の信条です。毎日成功しなければならないのです。たった一日であったとしても成功できない日があれば、その日に来てくださったお客様はどうなるのでしょうか?「飲食業をなめるな。」です。

 私を含めた創業メンバー全員が「仕事、飲食業、創業」と真摯に向き合うことが出来たときに「鮪のシマハラ」の土台は完成します。「5年でサクッと30億やる。」ために王道はありません。毎日泥臭く実直に小さな成功を積み重ねるしかないのです。メンバーに伝えています。いま必要なのは、調理技術や接客スキルなど小手先のテクニックではないのです。そんなものはいつからでもやり直せるし、外部に委託することも可能です。

 しかし「鮪のシマハラ」としてのプロ意識は、いま自分たちで生み出すしかありません。自ら創造し、あとに続く者たちに伝えていかなければならないのです。「なめない。」先に30億は必ずあります。

 毎日小さく成功する。たった一度でも失敗は許されないのです。考えただけでも疲れてきます。憂鬱です。でも「鮪のシマハラ」はそれを楽しめる組織であるべきです。ヒリヒリするような緊張感が必要です。メンバーをヒリヒリさせるために今日も私は現場に立っています。





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