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「いい記事だよ、だってこの人の話がいいんだもの」

書いたものをほぼ全部読んでくれている友人、というよりは同志のような人に、ある時言われたことがある。
「いい記事だよ、だって、この人の話がそもそもいいんだもの」
プライドだけは高い私は、「えー……」、と即座に凹んだものだ。

でも、時間が経てば、その言葉がお守りのように私を安心させてくれている。いいものを書こう、だなんて思って書いてないけれど、誰かに何かを感じてもらいたい。

今日公開した記事は、まさに岡田さんの話がすごく良くて……。ウェブ記事にしては長めだけれど、「本当に面白ければ、長くても読みたい。読んでもらうために短くすることに意味があるのか」というアドバイスを思い出しながら制作した。岡田さんからは、記事2本書けるくらいたっぷり面白い話をお聞きできたのだけれど、なんとか1本に。続きはぜひ、半空のカウンターで直接お話ししてみてください。遠方の方は、YouTubeの半空ラジオも。

ここ最近、ものすごく辞書を引くようになった。「自分が誤認しているかもしれない」ということを意識し始めると、精度が変わってきた感覚がある。ただ、文法しかり、あまり正しさにとらわれすぎると温度の低い、届かないものに寄ってしまう気がする。バランスを取りながら、媒体に合わせて制作できればいいな。

瀬戸内通信社を始めた頃、今以上に手探りであれこれ調べながら書いていた。その頃の記事がなにげに今もお気に入りで、昨夜久しぶりに再読した。コロナ禍初期で、直接お会いする前の電話インタビューだったにもかかわらず、心を開いて語ってくださった言葉たち。

久しぶりに、海堀さんのお話が聞きたいなぁ。

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