見出し画像

もういちどこんにちは

瀬戸内アートブックフェアで平野甲賀さんブースのお店番を3日間、数時間ずつだけどお手伝い。

愛するフリーペーパーを作っている人に会えたり(このフリーペーパーの!ここが!好き!!と言える喜びよ)、公子さんの娘さんが美人でナイスな人だったり、思いがけず再会できた人や、キュートな9歳と3歳、偶然話を聞いて面白いと思った人の本を買ったりとか、人を紹介していただいたりですとか。

なにより、「物を作っている人とそれ以外」それがはっきりと体感できたことがよかった。やはり物を作り上げた人って強い。自分で作った本や作品を販売するこのイベント。その人と私の間の大きな川をさっさと渡るしかないと強く思いつつも、どの形にしようかと悩みつつ。とりあえず中身を作りながら走りながら決めます。

一つ、すごくうれしいことがあって。「もう話すことはないかもしれないなあ」と思っていた人に、もういちど出会えた。
彼と数カ月前に初めてちゃんと話したとき、私も優しくなかったし、彼もきっと心を閉じていた。その日数人で飲んでたけど彼はとんがっていたし、なんとなくもう会えないのかなあ、と思っていた。
会場で遭遇して、「最近は元気なの?」と聞いたら、あのころから今までの心境の変化や、一度地元へ戻ろうとしたけどこれじゃダサいと踏ん張ることにした、という素直な気持ちと、それに至ったこまごまとしたこと、周りのやさしさ、これからやりたいこと、現実…とするすると話してくれて、すべてがスムーズに理解できて、私もとってもうれしかった。
「でもまた人の心境は変わるから。今こうして自分の気持ちが変わったように、また気持ちが変わるかもしれない」って言ってて、すごくよくわかる。人の気持ちは変わる、自分の気持ちも変わる。

なんとなく縁が途切れたり、遠くなることや、もう会わない!と思っても思いがけずもう一度会えたり。そう思うとちょっと誰かと疎遠になっても、またこんにちはできるさ、って思えるね。知ってるんだけど、時々忘れちゃう。

色々話してくれてありがとう。私も頑張る!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?