秋日和
今日はちょっと風が冷たかったけれど、気持ちのよい秋日和で小津安二郎の映画を思わせるような空気感の中、大分前に亡くなったグラフィックデザイナーの墓参りに行ってきた。昔一緒に仕事をして、最近また久しぶりに仕事をしているスタイリストの友人が、毎年墓参りに行っているというので、青山墓地のそばにあるお寺の墓に案内してもらった。その墓に眠る人は僕が若い頃在籍していた会社の先輩のグラフィックデザイナーで、当時生意気だった僕は随分と叱られたが、同時にかわいがってももらった。今日は彼女がスタイリストらしい献花を作って持って来てくれたので、それをお供えして記念写真を撮ってもらった。共に会社を退社して大分時を経たある日、久しぶりに3人で会った1週間後に彼は亡くなった。まるで最後に会わせてもらったような気がした。まだ50歳前だったと思うので、今では年齢的には僕のほうが上であるが、やはり自分の中では尊敬できる先輩であり続けている。
帰りに神宮前のJ-COOKに寄ってお茶しがてら、先日作ったOyazine特別号を置いてもらいました。今回は部数が少ないので、欲しい方はあっちゃんに言ってください。現在置いてあるその前の06号はもうすぐ無くなりそうです。リニューアル予定の次号を現在制作中ですが、そこでこの先輩のことを書いてみたいと思っています。