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「何歳まで恋ができるか」問題。

50歳の秋(一昨年)再婚した私は、もはや秘密裏(!)にしか他所の男に恋をすることができない身分である。
だが現在進行形で恋愛モードが続いている(もちろん相手は夫)おかげで、恋に飢えることもなければ、浮気する気も起きない。

恋愛至上主義の私にとって、今の生活はこの上なく幸せだ。つき合って5年目ともなればときめきこそ薄れてしまったが、安心感も性欲もフルに満たされている。実に有難い。

先日、ふと思った。
もし今も私が独身だったならば、婚活を続けていただろうか。
再婚はともかく「恋愛くらいはしたい」と望み、ハンターな生活をしているだろうか。

先に結論を述べておこう。答えはNOだ。

私が望んでいたのは、惚れた腫れたに振り回される非日常ではない。
地に足がついた生活に根差したパートナー、つまり「夫」となる男の存在だ。
46歳でそのことを悟った私は、偶然落ちる恋を待つより1日でも早く再婚相手を見つけようと、婚活を始めた。
そして47歳で今の夫と出会い、50歳で再婚した。

ノリで人生を決めかけて失敗し、猛省した40代

「もう色恋沙汰に振り回されるほど若くない」
それは2回目の離婚(事実婚だが)の直後あたりから、うっすらと感じていた。

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