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熟女はつらいよ!?

レベル54(2024年現在)の熟女・島田佳奈が実際に遭遇した「熟女ならでは」の辛辣さから旨味まで、包み隠さずリアルに語ります。
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#老後

「あと半世紀も生きたくない」と熟女は泣いた。

レベル50になって以来、私は早くも「余生」のことを考えるようになった。当初はお先真っ暗な感覚だったが、さらに2年経った現在、ようやく「豆球」程度には未来が照らせるようになってきた。 私は決して心配性な性質ではない。むしろ後先考えず享楽的に生きるタイプだ。そうでなければ「行き当たりばったり/その日暮らし」の自転車操業フリーランスを18年も続けられない。仮に私が心配性だったならば、何も積み上げてこなかった己の未来を案じた瞬間、自死してもおかしくない。 幸い自死することもなく、

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年輪に見合う経験値とは

多くの人が経験するであろう「出産」も「子育て」もパスした熟女は、大人になりそびれてしまった。代わりに「結婚」や「離婚」ばかり無駄に経験したせいで、私は完全に「周回遅れ」となった。 レベル52の現在、私は家すら持っていない。貯金は人並みにはあるが、不安定な個人事業主でいたばかりに、ローンさえ組めない「ろくでなし」だ。 それに比べて、今の夫はカタギのサラリーマン。毎月ちゃんとお給料を貰ってきてくれるし、週末は美味しいゴハンも作ってくれるし、交際5年近く経ってもあちこちデートに

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更年期も老化も地味にツライ。でも一番怖いのは……。

ここ最近、目覚めの関節痛と不定期なホットフラッシュ(と思われる首から上の汗)が地味にキツイ。 これはたぶん、いや確実に更年期の症状だ。ずっと覚悟はしていたが、いよいよ来たかという感じ。すでに昨年あたりから起こっていたような気もするが、頻繁になったせいでハッキリ自覚した。 更年期はまだしばらく続くだろうし、老化はこれまでもこれからも襲われる一方。レベル40あたりから「坂道コロコロ」な下り坂ライフとどうつき合っていくかが命題ではあったが、そろそろ本格的に取り組まなければならない

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男たちが熟女に期待するものとは

あたしが若かった頃、自分より20年くらい先輩の女性は「オバサン」に属する人ばかりで、「熟女」系な人は、玄人(水商売や風俗や芸能界など「女」を売りにする商売)しかいなかったように思う。 だが今の40~50代あたりの女性は、ほぼ「熟女」系ばかり。「オバサン」にしか見えない女性のほうが、少数派ではないだろうか。 そもそも熟女の定義があやふやなので断っておくが、当マガジンにおける熟女規定は「女として『現役』っぽい中年女性」を指す。 具体的には、恋愛やセックスをエンジョイしていると

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女にとって「第二の人生」とは

よく定年後の生活を「セカンドライフ」だの「第二の人生」だのいうが、女にとってのそれは定年よりも、別の区切りのほうが思い当たるのではないだろうか。 そもそも、定年まで会社員人生をまっとうする女は少ない。 結婚や出産によって仕事を辞める羽目になったり、その後働くとしても非正規雇用ばかりでは、定年という概念を持つことは難しい。 女が仕事をリタイヤするタイミングは、ほぼ家庭の事情か身体的な限界だ。定年に限らず「仕事をやめた」ことが第二の人生へのスイッチングだとすれば、むしろクローズ

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死生観について考えるお年頃

生誕半世紀まであと1年となった。 よくもまぁ、ここまで無事に生きられたものだと我ながら感心する。 長らく虚弱体質な人生を送ってきたあたしは、三途の川を眼前にするほどの危機こそ瀕したことはないが、「このまま病院に運ばれなかったら死ぬかも」という苦しみは無数に体験してきた。

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「近視だと『老眼』にはならない」という都市伝説を信じる女の末路。

これをスマホから読んでいる中年男女の皆さん、あなたの目とスマホの距離は、何センチあいているだろうか。

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更年期から元気になる人、病気から逃げる生活に突入する人。

「もう若くない」ことを実感する場面のひとつに「無理がきかなくなる」という事柄がある。 20代のうちは、朝までクラブで遊び、そのまま一睡もせず出社するなんて無茶ができた(たまにだけど)。徹夜でドラクエをやってしまったこともあった。 30代になってからは、仕事で徹夜する日が増えた。エンジニア時代は1ヵ月毎日終電(かつ朝は定時出社)なんてデスマーチも多々あったし、物書き稼業になってからも〆切デッドラインは徹夜がデフォルトだ。 (無茶したせいで、幾度となく身体を壊しているが)

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