「再婚したい」気持ちと行動のアンビバレント
45歳の秋、当時の私はこのまま独身街道を突っ走るものだと、周囲からは思われていた。
それもそうだ、この頃私は『アラフォー独女の生きる道』(双葉社)を上梓したばかり。舌の根も乾かぬうちに「再婚したい」では、ポリシーがブレブレだ。
本を出した直後は仕事や取材も増え、部屋が散らかろうと誰からも咎められない「独身の自由さ」を満喫していた。
だけどそれが過ぎると、ルーティンな日々が戻ってきた。退屈さと、寂しさと、次のネタを仕込むべく、私は熟女ホステスに身を投じた。
父のお節介にキレ