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あなたの書くものは、きっとあなたのチカラになる


あなたに伝えたいことがあるのです。

それは

あなたが《書く》ことで、あなたを脅かす何かが起こったり現れたりはしないよ。あなたがこれから《書く》何かは、きっともっと先を歩むあなたの背中を力強く押してくれたり、暖かく支えてくれたりするはずだよ。

ということ。


上手く伝えられた自信はありませんが、こんなことを伝えたかったんだなと今振り返って感じています。


先日、オンライン市役所というコミュニティの勉強会にお呼びいただき、「書く」ということについてお話をさせていただきました。

このオンライン市役所の中には「ライティング課」というグループがあり、そこの課長を務めている納さんと課長補佐の西澤さん岩葉さんにお声がけいただいたのですが、「書く」ことをテーマに講師役を務めたことなどなく、何を話したらいいのか、本当に務まるのか、話し終わるまでドキドキでした。


参考までに、私がお話しした際に使ったスライドの一部がこちら。

スライド7


スライド9


スライド15

詳細な中身は、オンライン市役所のライティング課の皆さんにだけお伝えしたのでここでは書きませんが、気になる方はオンライン市役所をチェックしてみてください。(アーカイブが見られるかも?)



オンライン市役所は、いわゆる公務員のオンラインコミュニティ。そこでは様々なテーマで「課」という単位のグループをつくっているのですが、今回私の話を聴いてくれたのは「ライティング課」の皆さん。

課長の納さんが公務員ブロガーとして活躍していることからも分かるように、「書く」というテーマに集まっている皆さん。

そんな皆さんですが、書くことに興味はあっても思ったように実践に踏み出せていない人がいるようだったので、書くこととの向き合い方(って文字にするとメッチャ偉そう汗)、気持ちの置きどころのようなことを中心に、「おまいう問題」や「のろし効果」の話などをお伝えしました。


いろいろなお話をしても、最終的に私が伝えたかったのは冒頭の言葉。

あなたが《書く》ことで、あなたを脅かす何かが起こったり現れたりはしないよ。あなたがこれから《書く》何かは、きっともっと先を歩むあなたの背中を力強く押してくれたり、暖かく支えてくれたりするはずだよ。

これに尽きます。


ブログのように多くの人に読まれる可能性がある媒体で書こうと思うと、特に公務員は「炎上が怖い」とか「人事に怒られるんじゃないか」とか、中には「公務員ってブログを書いていいのかな?」なんて思う人もいるみたいですが、全然そんなことはないんですよね。

知名度のない一般人が自然に書いていて炎上することなんて不可能だし、人事も職員一人ひとりのブログを夜な夜なチェックするほど暇じゃないし、公務員だからって私人として発信したり表現したりすることを規制されることなんてありません。


それどころか、役所の名札を外したときに個人として何ができるのか問われる時代が始まろうとしている以上、個人として発信することは必須と言っても過言ではありません。(もちろんそれはブログやSNSでなくてもOK)

「書くことには興味があるけど、あと一歩勇気が出ない」という状態から、何かのキッカケで書くようになるという体験をライティング課の皆さんに経験していただけたら嬉しいです。

その経験を「一歩踏み出す人を増やすための知見」として課に蓄えてもらい、「個人として発信する公務員を増やす」ような活動につながったら面白いですね。



最後に、もう一つ。

今回、初めて「書く」ということに焦点を当てて自分の中に内省して、伝えるメッセージを組み立てたのですが、それは手前味噌ながら、少し手ごたえを感じています。

このような形で頼まれなければ、自分からこのプログラムを考えることはありませんでした。

自分では気が付きませんでしたが、知らないうちに「書く」というテーマで「のろし」が上がっていたのかもしれません。

本当にありがとうございました。

特に声をかけてくれた納さん、西澤さん、岩葉さんには重ねて感謝の気持ちを伝えさせてください。

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当日の参加者の方が描いてくださったグラレコです。(似顔絵が妙に似てて笑っちゃいました^^)


最後の最後に、ライティング課の皆さんに10個の問いを贈ります。よかったらブログなど何か文章を書く際のネタとしてお使いください。(もちろんライティング課ではない皆さんも使ってください)

オンライン市役所ライティング課の皆さんへ贈る「書くキッカケになる10の問い」
1.あなたにとって働くことの目的って何ですか?
2.大人になってからの友達いいところって何ですか?
3.今週、優しい気持ちになれたニュースはありますか?
4.仕事やりがいを感じる瞬間はありますか?
5.今週、何かおいしいものを食べましたか?
6.家族出かけた思い出で強く憶えていることはありますか?
7.好き景色や、お気に入り旅行先はありますか?
8.最近、お金買えないものを何か手に入れましたか?
9.あなたにとってのロールモデル憧れの人はいますか?
10.これからライティング課で何をやりたいですか?

お気づきかもしれませんが、太字を他の言葉に入れ替えることで新しい別の問いをつくることができます。太字をアレンジすれば、何通りも書くネタをつくることができるのです。

では、またお目にかかれるのを楽しみにしています。


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