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「いのちにふれる。地球のめぐみ代表"梅﨑由美子"さん」

「いのちには多くのメッセージが込められている」「いのちにふれ合うだけで子どもたちは多くのことを学ぶ」。自然にふれる子どもたちに想いを寄せている地球のめぐみ代表"梅﨑由美子"さんにお話を聞いて来ました。

プロフィール
出身地:
長崎市
活動地域:福岡市東区~新宮町~古賀市~宗像市
経歴:福岡県立福岡女子大学家政科家庭理学科卒業。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』がきっかけとなり、1993年から環境問題に取り組む。環境省環境カウンセラー、新宮町環境基本計画審議員など。環境啓発団体 地球のめぐみ 代表として、暮らしの環境問題を伝え、子ども達には、自然にふれる体験を企画。
現在の職業:環境活動家
座右の銘:無理をしないで、できることをする♪

「自然にふれる機会をつくる」

Q 夢を聞かせて下さい
梅﨑由美子さん(以下、梅﨑)
 私は地球環境にとって良いと思うことに取り組んできましたが最近は、子どものいるお母さんたちから、自然にふれさせたいけどその機会がないという話をよく聞きます。たくさんのご縁があって私は今、毎日といわないまでも里山にふれる機会があります。里山にふれていると本当に楽しくて、心が生き生き踊っているかのようです。

論文のテーマ「里山(有機農家)と町の人をつなげる」のとおりに、わたしは町の人を里山に連れてくるようになりました。とくに子どもたち。6,7歳の子どもたちが里山にきて、糠(ぬか)をまいたり、カエルが飛びはねているのを見たり、初めてカエルをつかまえたり。初めて体験すること一つひとつを、心から喜んでいます。

里山に来た子どもたちに里山で遊んでくれればOK。里山は学びの場。子どもたちは自然に学びます。自然の中で楽しく、農体験や里山体験、それからエコロジー体験をするキッズ体験村。里山エコキッズの取り組みがとても楽しくて、これをもっともっとやっていきたいです。自然にふれる機会をたくさん作っていくことで、自然を守ることの大切さを理解してもらいたいです。

「偶然はない。あふれてる宇宙からのメッセージをひろう」

Q 夢を実現する目標計画を聞かせて下さい
梅﨑
 長い間ずっと、きちんとすることが大事だと思って生きてきました。自分がきちんとした姿勢でいると、周りの人は取りくんでくれていましたが、その心は実は仕方なく合わせてくれていたんです。きちんとした姿勢は、周りを強制していました。今では目標や計画を立てないようにしています。

月に一度のミーティングがあります。最近は苦しいことがなくなってきて、本当に楽しい。楽しいことを進んでするようになっています。皆んなが楽しく喜んでもらえるように、これからも心がけていくつもりです。「こういうのあったらいい」といっているのを聞いていつもハッとします。偶然はないと思っています。人も、自然も、宇宙からのメッセージであふれている。何か感じたらそれを拾って楽しいと思うことはこれからも取り組んでいくと思います。

「もらった愛は皆んなにあげたい」

Q 夢・目標計画を具現化する上で(毎日の)基本活動と行動指針を教えてください
梅﨑
 里山には自分自身がふれるようにしています。自然にふれる。愛をもらう。自分が満たされます。元気の元です。それでもらった愛を皆んなにあげたいです。

それから今は感じることを大切にしています。心を大切にすることを心がけていますし、自分自身に共感してあげるようにしています。そこまで楽しくないことが舞い込んだときには対立せずに断るようにしています。皆んなが楽しく、喜んで取り組める環境づくりをしています。

「準備ができていた」

Q 夢・目標計画・基本活動・行動指針に至るまでには、どんな気づきや発見がありましたか?
梅﨑
 論文「里山(有機農家)と町の人をつなげる」を書き上げた後に気づきました。「あー。私、ぜんぶが準備されていたんだ」って。

たった1、2行の修正のために大量の紙ゴミを出しながら一方で、環境のことを考えることに、矛盾のようなものを感じていました。レイチェル・カーソン著書「沈黙の春」との出会い、それから本「アナスタシア」にはよく頷いていました。地球環境に良いことをしたいと思うようになります。地球環境に携わることで里山の人脈や、自然にふれさせたい母親との人脈ができました。学童支援のときには子どもとの交流もしていました。アズワンやNVCと出会い、自分自身が学ぶことで心を考えたり、コミュニケーションが変わりました。

普通でしたら里山(有機農家)と町の人をつなげる論文を書いても、協力してくれる人がいなかったり、行動するに至らないかも知れません。論文提出後に、すぐに取りかかれる私だったんだと気づきました


「心の奥。今生で地球に生まれて、地球にとって何か」

Q その気付きや発見に至る背景には何がありましたか?
梅﨑
 ある本「アナスタシア」は、何回見ても「うん。そう」が多くて、こんな暮らしをしたいと思っていました。草原で子育てをして、熊が子守りをして、リスがクルミをもってきて、瞬間移動で他の星に行けたりもする。本ですが、考え方が心に来ました。

神の子として思うならば素晴らしい地球になりますし、自分を卑下する凡人だと思うならクズのような地球になります。どのような人間として生きるのかとても大切です。宇宙はメッセージに溢れています。子どもは虫などの自然とふれ合うだけで宇宙の情報にふれます。だから大人がこれを遮断して芽をつむのではなく自然の中で育てることはとても大事です。

色んなご縁と学びを通して私は心を感じるようになりました。元々「~べき」が多くてがんじがらめだった私は、自分で自分自身を強制してたことに気づきます。もう一人の自分がいて常に自分自身を攻撃していましたが、今では自分自身に自己共感し、とても自由になれています。自分が深くなりました。地球のめぐみがもっと自由になっていく。心の奥の方に、今生で地球に生まれて、地球にとって何かしたい衝動があります。

記者 ありがとうございました。里山に慣れ親しむ梅﨑さんから子どもの頃の懐かしい雰囲気を感じています。梅﨑さんの今後のご活躍を心より楽しみにしています。
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環境啓発団体 地球のめぐみ 紹介


【編集後記】今回、インタビューの記者を担当した島崎です。里山にふれ、地球にふれている梅﨑さんの生きる姿は、いのちそのものだと私には思えました。梅﨑さんにふれる子どもたちはきっと、多くのことを学び取り、地球にやさしい人間に育っていくのでしょう。まさに、人間本来の可能性と尊厳に確信を抱き、利他の心で接する人だと思いました。
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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