2020.8.27 つくるのはたのしい
小さい頃から、何かを作ることが好きでした。
こどもの頃の夢は、まんが家になることでした。
小学一年生か何かの付録に付いてた室山まゆみ先生の、まんが家になれる!的な小冊子を片手に、駐車場に停めてある母の車まで行き、勝手に1人で"じぶんまんが教室"を開催するほど。
実は保育園の時、水族館の絵画コンクールで銀賞に選ばれ、表彰してもらったこともあります。それがとても嬉しくて、自分の絵はすごいんだ!と自惚れていたのですが、暫く経って、自分は絵が上手いわけではないということに気づかされます。
だって、わたしの周りには絵の上手い子がたくさんいたから。
まぁ、それでもすきなことだったので一応頑張ってみたのですが、一向に上手くならず。変な教室を1人で開いてた割には、結局下らない4コママンガしか描けなかったわたしは、いつしかまんが家になることを諦めていました。
でもある日、そんなわたしを変える出来事が訪れました。
それは、とある国語の授業。
"物語を作ろう"という試み。自分の好きなように話を書いてみようという内容。そこでわたしは改めて、自由に話を作って文を書いていくことの楽しさを覚えたのです。
そうか。絵は壊滅的にダメだけど、文字ならなんとかいけるかもしれないと、こども心ながらに確信した当時のわたし。
これを機に、話をたくさん書くようになり、そこからは小説家になりたい!という夢を強く抱くようになりました(この夢は大学に入る時まで続きます)。
作ることは楽しいです。
こんな作品が見たいな、あんな話ないかな。と思って探しても見当たらない。無いんだったら自分で作っちゃえば良い。
それがこどもの頃からのわたしのモットーであったなと、今なら言える気がします。
そして、作ることをよりたのしくするためには、どれだけ思考を広げられるかが大切だと思っています。
これをしたら面白いんじゃないか。こうやってみたらどうなるんだろうか。
そういう気持ちが、作ることをより楽しくさせていく。
(そういえばこれを書いていたら、昔、ツナ缶が好きすぎて、これを組み合わせたらどうか?と色んなものを入れて創作料理もどきを作っては、祖母に怒られていたことを思い出しました。笑。)
色々想像してはファンタジー小説などをいっぱい書いていたのですが、わたしのつくる意欲はそれだけにとどまりませんでした。
空想の雑誌を作って、そこにどんな作品が連載しているか、付録には何がついているか、どんな企画があるか……そんなことを真剣に考えてノートに色々書いていく。
何気にこれがだいすきで、当時のノートの大半はこれで埋まっていたような覚えがあります。
(今思えば、結構変な奴だったなと思っている……。)
でも、そんなことが今、自分が趣味としている手帳作りに繋がっていると感じています。
自分の好きなものはこれこれこういうものだけど、それをまとめた本が売っているわけではない……。だったら作ってしまえ。自分で好きなようにまとめてしまおう!
そうやって色々写真を切って貼ったり、好きなこと書いたり、シールでカラフルにしたり。
あの時やっていた下らないことが、今こうしてこんなにも楽しめる趣味へと変化していたのです。
想像力や発想力ってとてつもないパワーを秘めているな。と心底感心しました。
そうだ。いつだってわたしは、無から有を生み出せる人でありたかったんだ。
だから、つくるのはたのしい。
むかしも、いまも、これからも。
ずっと変わらず。
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