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美術品と工芸品の違いとは

一言で”伝統工芸品”と言っても、実は共通の定義というのは
なかったりします。
またその作り手についても、伝統工芸品を作るのは職人さんであったり、もしくは個人の名前を出す作家さんだったりします。

こういった定義については明確なものが無いので、しばしば議論になったりもします。

そしてもう一つ議論になるのが、”美術品と工芸品の違い”についてです。

美術品と工芸品の違い

私自身、「美術品は飾るもので、工芸品は日常で使えるもの」くらいのざっくりとしたイメージしか持っていませんが、この美術品と工芸品の違いについて、1番心に残っている文章があるのでご紹介します。

読売新聞のコラム「編集手帳」で引用されていた、柳宗悦の言葉です。

「美術は理想に迫れば迫るほど美しく、工芸は現実に交われば交わるほど美しい」

いかがでしょうか。
さすが民藝運動を起こした思想家である柳宗悦の言葉はシンプルで、凄く違いが整理されていると思います。

ちなみにこれは、似顔絵捜査官をテーマに書いたコラムで引用された言葉で、下記の本にも収録されています。


定義を気にしすぎない

自治体の指定などが絡むと、ある程度歴史や生産規模で定義を持つ事は必要だと思います。
しかし、ファンとして楽しむ分には各々の自由な解釈で良いのかもしれませんね。
私も「その言葉の意味は違う!」なんて言われたこともありませんし、伝統工芸はとても優しい世界です。

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