四季京

動物権について考えています。

四季京

動物権について考えています。

最近の記事

哲学者になりました?

4月に大学の研究員として採用されて、その肩書を利用して、アメリカ(なのかな?)の研究者コードを取得しました。(あまり英語が得意ではないので、この辺の理解も正確ではないのですが) で、研究者コードを取得したので、査読を経ない論文を投稿できるプレプリントサーバーという論文投稿プラットフォームに論文を投稿する権利を手に入れました。 で、哲学系のプレプリントサーバーに登録して、ぼちぼち論文(というより研究ノート若しくは記事という類)を投稿しています。 で、どこに住んでる人にダウ

    • 研究員として

      今年度付で某大学の研究員になりました。 テーマは【権利】です。 今までは独自の思想を基にして権利に関する論説をまとめていました。その延長又はより自説を確固としたものにするという位置付けで研究をしていければと思います。(文系学問で研究という単語がふさわしいのかはよく分かりません。もしかしたら、研究ではなく考察などといった方が良いのかもしれません) ただ、これからはある程度のアカデミズムを担保しなければならないと思います。今までは、頭に浮かんだ事を書き留めて、それを上手いこと

      • 権利総論① 定義

        ※この記事は自分の思想のまとめです。 権利の定義 権利とは、我々の社会における秩序維持のための最低条件の担保として、相互の理解や尊重、思慮及び扶助の根源的な根拠概念として、そして我々の社会生活、共同生活、環境・地域共有生活における第一次的な制度基盤として、「万民の万民に対する闘争」の状態を回避し、全ての生物の生命身体精神その他生存条件の保全及び保障を実現しようとする倫理規範及び法規範のことを言う。 特権の権利体系からの除外 従来社会における一部の権利享有主体者にのみ認

        • 自由に対する束縛、脅迫による自責観念

          善や権利について考える時、自分はずいぶん優しい人間になったものだと我ながら感心する。市中に落ちる動物の糞や虫に吸血された跡を見ると閉口はするが、それ自体によって彼らを駆除してやろうという気は一切起きる事がなくなった。 獣類は当然のこと、虫類にも権利は天賦されている。もちろん、(現行法上は)彼らを殺すことで刑罰に問われることはないだろうし、彼らのささいな行為に腹を立て、叩き潰そうがどうしようが、それは自由意志に基づく自由行動であり、制限されるものでもなければ、制限のしようもな

        哲学者になりました?

          雑記

          (※一応、公的な役職に就いた場合の弁明として。この記事では私が人間嫌いであるとの話をしますが、正確に言えば権力的人間、つまり「強い」人間が嫌いなのです。強さの定義は敢えてしません。自分よりも弱いものに対し、実力を行使する局面における強者の全てを嫌悪します。そして、平時より強者として存在する全ての人間を嫌悪します。私の思い描く動物権は動物全てに与えられる権利であり、人間も内含されています。そして、権利とは弱者が強者の搾取を受けないための保護機構として用いられる概念的制度、又は倫

          川崎市立平間小SDGsフェスに出展しました🤗

          お久しぶりです。 川崎市SDGsゴールドパートナーに認定されている四季京法務事務所です。 弊所の掲げる動物権活動の一環として、SDGsに関する取り組みにも参画しています。 川崎市SDGsパートナー事務局からのお誘いにより、2023年1月21日(土)に川崎市立平間小学校で開催されたSDGsフェスにブース出展という形で参加させていただきました。 平間小学校の子どもたちも、今日のフェスに向けてSDGsの研究に取り組んできたようで、子どもたちのSDGsの掲示物の内容はとても小

          川崎市立平間小SDGsフェスに出展しました🤗

          〜動物権獲得のために〜

          一旦整理しとこうと思いました。 動物権の獲得、それが私の自己存在における最大効用だと確信しているので、私は普段、別にお金稼ぐために仕事したり、お金のこと考えて暮らしてるわけではないんです。 まぁ、もうちょいこの活動を続けたいので餓死とかせん程度には金策も考える必要があるわけではあるのですが、 そんなことは私の日々にとって煩わしいことなのですね。 動物権について考えると、私には良いアイデアはあるのですが、それを大勢に伝えたり、さらには理解してもらえるといった発信力とか社

          〜動物権獲得のために〜

          動物権規定を憲法に盛り込むことは実現可能か?

          動物権を認めた憲法を持つ国家は現状一つもない。 近い部分で言えば、ドイツは憲法にあたる基本法にて、動物保護を明文化している。しかし、この条文は国家に動物保護に関する施策実施の義務を与えてはいるが、真っ向から動物の権利を認めたものとは解されていない。 しかし、ドイツは動物愛護の観点、さらには動物の権利に関する法学上の最先進国であると言えるから、ドイツの事例を元に動物権の憲法における可能性について考えてみたい。 西欧は、未だに思想分野、または社会成熟的な側面で世界の先進であ

          動物権規定を憲法に盛り込むことは実現可能か?

          動物実験と研究の自由

          論文 動物の権利論の覚書(浅川千尋氏)を読んで、動物実験禁止と学問研究の自由との対立について考えました。 断っておきますと、私は学者ではないので、厳密な論証やデータ解析は一切抜きです。感情論一点張りです。また、敢えて偏見まみれの言説です。(動物がモノだなんて抜かしてる奴らに偏見がどうのとか言われる筋合いはないと思ってるんで) あと、日本の事情に当てはめてます。諸外国の事情は知らないので無視です。 あらすじ ドイツの憲法に、動物保護の規制が盛り込まれました。各国憲法では

          動物実験と研究の自由

          ペットの同行避難③

          同行避難の具体的準備について 防災準備は、普段から意識を持って事前準備に取り掛かることが大事ですね。 人の避難でも大変なことですから、ここにワンちゃんネコちゃんなどが一緒に避難するとなると、それこそ事前に色々な準備が必要なことは想像に難くありません。 まずはじめに、災害時に自分の家族のペットがどこに避難するか(避難場所)、家族同士が異なる場所にいる場合に、家にいる人がペットと避難しますが、全員外出中だった時にどういった役割分担にするのか(家から近い人がまずペットと避難する

          ペットの同行避難③

          ペットの同行避難②

          今回はペットの同行避難についてです。 同行避難と、さらに狭義的な意味で同伴避難の2つの避難形態が考えられます。 同行避難とは、災害時にペットを連れて避難することを言います。 狭義の同伴避難とは、災害時にペットと同行避難し、さらに避難所でペットと飼養者とが同じ場所、スペースで待機する形態です。 同行避難・同伴避難できる避難所は決められているので、HPの避難マップなどで確認しておきましょう。 例えば、同行避難できる避難場所が近所の体育館の場合、人は避難所で各々布団1枚くらいを

          ペットの同行避難②

          ペットの同行避難①

          今年で85歳になるヤスコさんは、10年前に野良猫だったペル(ペルシャ猫)を保護して、自分の家族にしました。 そんなヤスコさんですが心配なことがあります。 ペルを迎え入れた頃は、家には旦那さんもいて、習い事のヨガやコーラス団体で積極的に活動していて、スイス🇨🇭のマッターホルンに登頂するなど体力もまだまだ十分だったのです。娘家族も徒歩10分圏内に住んでいて、いざという時はペルの世話を頼める人もいました。 しかし、それから10年が経ち、ヤスコさんの状況は変わっています。旦那さ

          ペットの同行避難①

          やりがい見つけたかも?

          私はマクドナルドがすごい好きで、と言ってもモーニングでコーヒー飲みに行くだけなんですが、ほぼ毎日マックでコーヒー飲みに行きますね。 価値判断も、「そのお金があったら○日マックでコーヒー飲める」みたいなことになってます。ちなみにマックのコーヒーはクーポンで100円です。この思考法を採用すると、基本何もできなくなるんですけどね。 ただ、マックって落ち着く空間なのですが、じっくり読書できる環境ではないんですよね。もうちょっとライトな作業が向いてる空間なんです。 てなわけで、ち

          やりがい見つけたかも?

          ペットにお金を残す方法

          飼い主亡き後ペット問題で触れましたが、 現在は多くの高齢者、高齢者夫婦など高齢者のみで構成される世帯でペットが飼われて、飼い主の亡き後ペットだけが残されてしまうという問題があります。 適切な対策をしていないと、、、 彼らは一人では生きていけませんよね。 ペットより長生きする自信がない人は、 (人はいつどのような形で死ぬか分からないので、現実的には全ての人は) 自分がいなくなった後のペットの生涯についても担保してあげるべきなのです。 それが本当の愛の一つでしょう。 こ

          ペットにお金を残す方法

          飼い主亡き後ペット問題

          こんにちは。 前回は、飼い主がペットに財産を残すこと、渡すことは、日本の法律上認められていないということを確認しました。 現在において、高齢者がペットを飼養することは珍しくなくなりました。 私の家にもワンコがおりますが、散歩で出会うワンコやニャンコの飼い主は、半数以上が高齢の方達です。 当然、誰もがペットの面倒を最後まで見れるわけではないというのは想像に難くありません。 高齢の飼い主の方々でも、自分にもしものことがあったら、という模索をしている方もいらっしゃるように

          飼い主亡き後ペット問題

          猫は遺産を貰えるか?

          私は、祖母からペル(猫)に遺産を残せるのかを問われました。海外では、大富豪が飼い猫に何億の遺産を残した、なんてニュースがあったりしますが、日本の場合はどうなんでしょうか? *日本の場合* 結論から言えば、自分の遺産をどのように残すか決めるのは自分です。誰にあげるか、どのような配分であげるかを自由に決めることができます。 その一方で、人が人に遺産を残す行為、ひっくり返して人の遺産を人が受け継ぐ行為を法律用語で 「相続」と言いますが、相続には法律で定められたルールが幾つもあ

          猫は遺産を貰えるか?