見出し画像

サラダの付け合わせのフレンチトースト(2022.09.09)

 よいお値段のするお洋服を買った。よいお値段を出そうという気になるくらいに素敵な服を買った。私はこれからこの服と何年も過ごしていくのだと決めた。
 この服を「にっかり青江単騎出陣」へ着ていく。そのために探し回っていたものだ。きっと死ぬまで忘れない記憶になるのだろう。

 そのあと、2000円だからって気軽に手を出していたら破滅するぞと思いながら本屋を上から下へ見ていった。脳が「これは勉強のためのものだから買っても罪にはなりません」と判断してしまって漢検準1級の頻出度順問題集を買った。
 そのとき知ったのだが、漢検の問題集は1級まで出しているところ(出版社)が少ない。もしかしたら全て売れてしまった(そんなに受ける人がいるのか?)とも思ったけれど、棚に並べられているのは大体が準1級まで。
 そして、準1級試験の学習期間は3ヶ月あってもたりないくらいと本に書かれていた。2ヶ月くらいあれば取れるものだと思っていたので、喫茶店でそのページを読みながら「そうなんだ……」と当てが外れたような気持ちになっていた。本を買って読むという快楽のために購入したものだから2月受験目指すぞ!というやる気はなく、当てが外れたっていいのだが。
 学習意欲はないけれど、読み物としておもしろかったのでそのまま知識が定着するまで読み込めたら受けようと思います。
 最近、ちょっとした文章を書いているので語彙力を高めたい。高めていけ……

 ざっと気になったのはこんな感じ。買う予定はないのでメモはしなかったけれど「心電図判読ドリル」がすごくよかった。詳しくないので全くわからなかったけれど、わくわくする。自分の心電図と照らし合わせながら読みたい。
 「不自然な死因」は同じく医療のフロアにあった。服を買ってさえいなければ即買いしていたと思う。自分が詳しくない分野からやってくるミステリーが好き。
 建築知識は直近で役立ちそうだったのでこれも即買いレベル。買わなかったわけだけど。

 ひろゆきの本が平積みされていて、それを見て最近流行っている「ひろゆきおしゃべりメーカー」のことを思った。
 誰かもうこの本の内容を喋らせてみたりしたんですか?
 2冊で1つの意味を持つ……のか?というような表紙で売られていて、ははーんこれが一度に2冊買わせる戦略ねと思っていた。ちゃんと中身を見たわけではないので違うかもしれない。もし違ったとしたら説明が欲しい。なんだあれ。

「フレンチトーストを出す喫茶店がある」
 そう誘われて夕飯(?)はフレンチトーストを食べた。
 ディナーセットはフレンチトースト、ドリンク、サラダまたはスープということだったので、少しでもあすけんの女を喜ばせようと思ってサラダにした。最近あすけんの女と付き合い始めました。よろしくお願いします。

 食べても食べても終わらないサラダが来た。大きな高級かき氷を食べているときと同じで、これをずっと食べているとだんだん何が何だかわからなくなってくる。どうして減らないのか。ここまで食べたなら、もうなくなっているのでは?と思いながら手元の皿を見るとふつうのサラダくらいある。意味がわからない。しかしサラダはフレンチトーストの前に食べきりたい。サラダを後に回すと、まるでサラダを食べに来たひとになってしまうから。

 給食の時、みんなより食べるのがおそくて必死に咀嚼していた気持ちがよみがえった。特に生野菜は苦手だった。今は平気だけど。

 フレンチトーストはふわふわとろとろあまあまでおいしかった。

 フレンチトーストはふわふわなんだよ。サラダはシャキシャキしている。
 咀嚼回数から言えばサラダの圧勝なわけで、自分が食べたものは本当に「フレンチトーストとその付け合わせのサラダ」と言えるのか。

お布施でコントレックス買います。よろしくお願いします。なお、サポートした方にはにゃーしきに文句を言う権利が与えられます。