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私を不登校にした殺したい程恨んでる元友人の話


その友達の事はSちゃんって呼ぼう。
苗字の頭文字だ。
フルネームならS・Mだね。
身長がとても低い、糸目の、見るからにモテない顔だ。

これは中学生の頃の話だ。
私は吹奏楽に入ってた。

小学生の頃から吹奏楽に憧れてて、小学校の頃の友達と入ろうね!って言ってた。
で、二人で入ろうとしてたんだけど、なぜか小学校の友達はなぜか別の部活へ入っていった。

え、なんで?

体験入部の時に音が出なかったから?
それだけの理由で他の部活に寝返るんだね。
私と約束したのに、罪悪感とかなかったんだね。

まあ、この頃はまだ良かった。

部活に入部すると、幼稚園の頃に友達だった子が吹奏楽に入ってた。それがSちゃんだ。
Sちゃんは背は小さいけどとにかく頭のいい子で、中学生だけど塾では既に高校の範囲を勉強してて、授業中も授業の内容そっちのけで塾の宿題をしていた(嫌味?私は他の子よりも勉強できますよアピール??ウザいですね~~と思ってたけど幼稚園の頃に仲が良かった記憶があるので言わなかった)

吹奏楽で担当する楽器は違うけど、Sちゃんとは部活が同じということでまた仲良くなり、中学2年生になった時に同じクラスにもなった。
この頃、別の小学校の頃からの友達がクラスにいて一緒に帰ってたんだけど、その子のことなんて眼中になくて、ずっとSちゃんと下校したり帰りまで遊んでた。その子のことを無視したり、本当に悪い事をしたと思ってる。
私はこの頃は少しいじめっ子に近い考え方をしてたと思う。Sちゃんもそういう人だったから。

それから、Sちゃんとよく部活をサボるようになった。
何がどうしてそうなったのかはわからない。
部運動部か??ってぐらいに過酷な練習(腹筋とか筋トレとか、学校周辺を走らされたり、楽器を運ぶのにエレベーターなしで5階から1階まで運んだり、やることはかなり運動部だった気がする)に飽き始めて、コンクールが終わった辺りから部活に行くことがなくなった気がする。
Sちゃんの方も私とよく部活をサボってた。
Sちゃんの家庭はかなり複雑で、幼い頃に両親が離婚してて、母子家庭で、お母さんが超がつくほど教育ママで、塾や習い事にも行かされてて、この頃のSちゃんはかなり反抗期真っ只中って感じだった。部活をサボりたくなる気持ちもちょっとわかる気がする。

本屋とか、ゲームセンターとか、スーパーとか、本当にどこにでもあるそんな近所で買い物をして、時間を潰すのがとても楽しかった。「習字道具の筆縮れてきたから奢ってよー」とか言ってみたり、買い食いしてみたり、なんちゃって大人ごっこが楽しかった。お金で好きなものを買うってことがとっても楽しかった。なんでああなったんだろうね。後述します。

それから、私の毒親の知り合いが二人でまだ早い時間なのに本屋でサボってることがバレて(田舎特有の情報の速さ)、私は毒親に当然怒られるし、Sちゃんも買ったばかりの雑誌を店のゴミ箱にそのまま捨ててた。この記憶はかなり印象的だったな。その雑誌を買ったお金は親からのお小遣いだよね。無駄遣いしたなんて教育ママにバレたら大目玉だよね。

それ以来二人でサボることはなくなり、部活もいやいやだけど行ってたある日、部活のメンバーが突然私を避け始めた。

この頃の私は、所謂BLにハマってた。腐女子と言うやつだった。今も好きだが、この頃はBL以外許せない!みたいなキモオタ腐女子で、中学生なのにこっそり18禁のBL本とかも読んでた。

その趣味を、なぜかSちゃんが部活のメンバーにチクッたのだ。

は???なんで????って思った。

部活のお弁当をみんなで円形になって食べてる場所に私が行くと、みんなが私を軽蔑した目で見てくる。そんな空間でお弁当を食べれる訳もなく、私はまた部活に行くことができなくなった。

それから、何故かSちゃんは私にいじめ?のようなことをしてきた。

私の身内でモデルがいるんだけど、その子と私を比べて「この子と比べるとしきって見劣りするよねww」って言ってきたりした。
(そんなの当たり前だろう。化粧バッチリの雑誌の表紙を飾る私より年上のモデルと、化粧なんてしたことない、おしゃれなんて何も知らない中学生の私なんて比べるまでもない)

何が悪かったんだろう。一緒にサボったから?サボったのがバレたから?バレて、親から「もうあの子と関わるな」とでも言われた?それならどうして部活のメンバーに私の秘密をばらして行きにくくしたり、傷付くことを言うようになったんだろう。

恐らく、部活のメンバーだけじゃなくクラスにも言ってたかもしれない。その頃から私は教室に行くのも嫌になった。みんなが私のことをBL好きで、18禁が好きで、キモオタなんだっていうのを知ってるのかもしれない。怖かった。それでも親にも言えない悩みだし、私は根性で学校に行っていた。(この頃から親に相談できないことが増えていった。私は父子家庭だからだ)

そんなある日に、家庭科の授業があった。
ビデオを見て、感想を書いて、それを提出する簡素な授業。前の席に行く子にプリントを渡していって前の先生に提出する形式なんだけど、その時に一人のマッシュルーム頭の男子、Nがおもむろに私のプリントの内容を見て、その場で大きな声で音読を始めたのだ。
はっ?????と思った。
慌てて前に行って、そいつからプリントを奪い取って頭をぶん殴った。Nは笑ってた。未だに許してないぞ。頭マッシュルームのN。

それがきっかけだったのと、その頃に某アニメにハマってしまい、私は金輪際学校に行くことをやめた。もう無理だった。

学校には、秘密を平気で友達にばらしてまわる人がいる。秘密だよ!って言っても、そんなの関係なく、約束事なんて平気で破る人がいる。頭が湧いた男子がいる。そんな奴らがいる場所で3年間過ごすの???無理だろう。お前らと同じく空気を吸うだけで反吐が出る。

私の中学校生活はそこで終わり、卒業式の日に卒業式には出ず、校長室で校長から直接卒業アルバムを貰って幕を閉じた。

学校が楽しい!って思えたのは小学生の頃と、中学一年生の頃だけかもしれない。高校はこんなだから当然偏差値の低いヤンキー校に通って、そこでも単位だけとってあとはトイレにこもってご飯を食べたり(便所飯っていう言葉あるけど、あれをリアルでしてた。便所飯は都市伝説じゃないよ)サボったり図書室でひたすらソシャゲしたり小説書いたり絵を描いたりしてる高校生だった。基本的に集団行動はできないから体育は全部見学だし、修学旅行にも行かなかった。雑音を聞きたくないから常にイヤホンをしてた。マスクもしてた。友達もいたけど、トイレもお昼も一緒!っていうことはしたくなかった。深い仲になるとまたSちゃんみたいになると思ったから、どこかに遊びに行くということもしなかった。教室にいて、話題をふられたら、他愛のない会話をするだけ。でも面白い友達もいた。この頃はオタクや腐女子もかなり多かったから、その辺の話も気兼ねなく出来たのは幸いだった。自動ドアが開く度に外国人みたいな発音で「おーぺん!」って言ってふざけてた友達はとても面白くて癒しだった。

不登校の間はフリースクールに通ってそこでもいろいろあったり、毒親とののりたま事件とかいろいろあるんだけど、また別の日に書き記しておきたい。

不登校やいじめは、社会不適合者を作る典型的な実例だと思う。
でも、こんなに若い頃から「人間関係なんてクソだな」って悟れたことは不幸中の幸いだと思う。大人になってからこんなこと体験したら、今なら多分立ち直れない。

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