《話し方》「○○は3つあります。まず1つ目は…」が大切な、本当の理由
今日は巷でよく「コンサルっぽいね」とディスられている話し方、「○○は3つあります。まず1つ目は、、、」が、なぜ重要なのか?をご紹介します。
「話が冗長だよ」などと言われたことがある人は、是非この話し方を、だまされたと思ってトレーニングしてみてください。
この話し方の重要性を肌で感じている人も、なぜ大切なのか、を僕がなんとなく言語化してみたので、心の中で共感や突っ込みながらどうぞ記事を読んでみてください。
〇相手の頭の中に、「今から3つくるぞ」と予測させる
これが一番のポイント。
本題に入る前に、皆さんは「セットザシーン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に説明すると、これまでの背景説明や、今から説明する内容を端的に伝える、場のセッティングです。
サラリーマンの皆様なら、「背景・振り返り」「本日の討議内容」「意思決定頂きたい事柄」を、プレゼンの一番初めに差し込みますよね、あれのことです。
誰かに何かを伝える時にはこのセットザシーンが欠かせません。
何故か?
言語化すると、聞き手は
「本件についてあなたほど、あなたが今から伝えようとしているテーマについて考えていない」からです。
この傾向は当然、偉い人ほど強くなります。
偉い人は毎日MTGでびっしりスケジュールが埋まっており、そのMTGの直前まで別の事柄を考えているのです。
なので、セットザシーンをすることにより、話の聞き手に「あなたの話を聞くモード」になってもらうのです。
話が逸れましたが、ここから本題に入ります。
例えば、誰かがあなたに、
「おすすめのニンテンドースイッチのソフトが3つあります。」
と言ったら、
あなたは頭の中で、
「え、ゼルダ?ポケモン?ま、まさかリングフィットアドベンチャー??!」
と一瞬で思考を巡らせるわけです。
そうなれば、あなたの頭は既に、「どんなソフトだろう?」と話しを聞くモードになっているわけです。
(人間は問を出されると、無意識に、脊椎反射で解こうとする生き物なのです。)
つまり、「○○は3つあります」は、いかなる時でも使える、最小単位のセットザシーンだということです。
だから重要なのです。
〇結論ファースト
ここもかなり重要。
若手サラリーマンAさんは、上司に依頼された仕事の進捗を以下の様に伝えます。
「○○の件、XX部署の△△さんにメールを出しておきました。返答が来たのですが、我々が聞きたかったことって□□でしたよね?それに回答してもらってないんですよね、、、。ただ、新しい事柄として~~と回答を頂いていて、僕的には、、、」
・・・書いてて辛いです。頭に入ってこないですよね。
何故か?
行った作業のプロセスを語っているからです。
プロセスを話すのは、仕事の手順に不安があるからです。
大切なので何回も言いますが、プロセスを伝えることには何の価値もないのでNGです。
この場合、上司が聞きたいのは、結論です。
「依頼されていた仕事の件ですが、相談ポイントが3つあります。1つ目は~」
と言えるまで、自分の中で整理してみてください。あなたの評価が変わります。
〇話し方をテンプレ化しておくことで、とりあえず話し始められる
この記事をここまで読んだあなたは、
「よしっ!明日から実践してみよう!」となっているはずですね。きっと。
ならもう大丈夫です。
セットザシーンが~とか、結論ファーストが~とか、忘れてもらって結構です。
「○○は3つあります。まず1つ目は、、、」の型だけを!
覚えて帰ってください。
肝心なのは、とりあえず型にはめて実践することです。
そして、次に上司からレビューを受けるとき、部下に指示を出す際に実践してみてください。
3つ目なんて、最悪1つ目、2つ目を話している裏で考えてください。
⇑ここ重要
僕も昔は「話が冗長だ」とよく言われていましたが、見様見真似で回りの話方をパクリ、格段に話し上手になった自負があります。
(なんとか戦略コンサルとしてやれるくらいには成長しました。)
〇マジックナンバー3
「○○は3つあります。まず1つ目は…」
は、「なぜ3つなのか?」と考えた人がいるのではないでしょうか。
これには、3つの理由があります。
1つ目は、話し手が話すテーマは、少なくとも3つまでに構造化できるという点。
もし4,5つになる場合は、構造化がおかしいか、そもそもアジェンダを2つに切るくらいの大きなテーマを1回で話そうとしているので要注意です。
(今日はお話したい事がA,Bの二つあります。まずAの話ですが、AにはA-1,A-2,A-3の3つがあります。等)
2つ目は、聞き手の頭の中で構造化できる(箱をイメージできる)のも、3つまでだという点。
いくら偉い人でも、一度に大量のインプットを入れられたら頭が追い付かないものです。キャパの問題なので、綺麗に構造化して、3つまでに納めて話しましょう。
3つ目は、、、思いつきません。すいません、理由2つだけでした。
でもこれでいいんです。理由は3つあります!と上で言いきって、
書きながら思考し続けて、思い浮かばなかったら
「すいません、よく考えたら2つでした」でよいのです。
3つあると言い切ってみることで、相手の頭をセットしてから、結論から述べつつ、「3つ出さなきゃ!」と自分を追い込むことにも隠れた本質があります。
僕は上で「理由は3つある!」と言いきることで、「○○が3つである理由」をかんがえるために、本当に全力で頭ひねることができたので、目的は達成できました。(ここ、マジです)
おわりに
今回の記事では、セットザシーンだとか、結論ファーストだとか、構造化だとか、いろいろなキーワードを説明しきれずに終わってしまったので、
またの機会に1つずつ丁寧に説明できればと思います。(需要があればですが)
最後まで読んでいただきありがとうございます!
1日1記事、若手サラリーマンのためになる記事作成を目標に活動していますので、よかったらたまに記事開いて読んでみてください。
フォローもよろしくです。
それでは今後とも御贔屓に。
書籍の購入費に当てさせて頂きたいと思います!!