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<保険算定とルール1 CR>

<保険算定とルール1 CR>

CR充填は皆さん毎日行っていると思いますが、

う蝕歯即時充填形成 128点
充填1(単純)     106点
材料1(単純)     11点 

みたいな感じで点数算定しますよね。

この「う蝕歯即時充填形成」通称「充形」は、

1、う蝕の除去(う蝕or単治)
 =「う蝕処置」18点 
2、レジン等で歯髄を保護する(間P-cap or 覆髄)
 =「間接歯髄保護処置」34点
3、窩洞形成をする(KP)
 =「窩洞形成」60 or 86 点

という3つの一連の処置を同日に行ったときに一括として算定します。

この「充形」=「う蝕」+「間P-cap」+「KP」
は、覚えておくとインレー形成、クラウン形成の算定を理解するときに良い感じです。

一連の治療ですが、諸々の事情で途中で終えた時は、そこまでの点数で算定することが可能です。なお、窩洞形成までいかなかった時は、浸麻と除去の点数が算定できます。

例えば、浸麻、CR除去をして、P-capまででその日の治療を終えた時は、

“浸潤麻酔      30点”
“キシロカイン1.8ml 10点”
“除去(簡単)    20点”
う蝕処置      18点
間接歯髄保護処置  34点

という算定になり、浸麻と除去に点数が入りますので、漏れのないようにした方が良いですね。
なお、窩洞形成より先まで行った場合は、浸麻も除去も算定できず、0点です。

質問あれば、いつでもどうぞ。

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