超高齢社会こそ60歳を天寿として生きる
─健康長寿とピンピンコロリの果て
月刊『日本歯科評論』では歯科界のオピニオンリーダーに時評をご執筆いただく「HYORON FORUM」というコーナーを設け,コラムを掲載しています. 本記事では11月号に掲載した「超高齢社会こそ60歳を天寿として生きる―健康長寿とピンピンコロリの果て」を全文公開いたします(編集部)
植田耕一郎
日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 教授
21世紀の新たな健康観の構築平均寿命が60歳台であった1960年から70年代にかけては,「老後の生活に2,000万円が必要です」と2019