見出し画像

【地域メディアの作り方⑥】取材編1.ぶっちゃけ事前準備で決まる!

どうも、元タウン情報誌編集者のしかシカです。

今回の「地域メディアの作り方」から、数回に分けて「取材のポイント」についてお伝えしていこうと思います。

取材、つまりインタビューはメディア運営者だけの一次情報になるので、それだけでライバルとの大きな差別化になります!

(少なくとも僕の地域では、個人レベルで取材記事を書いてる人はいません)

取材記事を書いた結果、得られること
→取材先がSNSなどでシェアしてくれる
→体験記事をせっせと書き続けるより、圧倒的に早く認知される

で、当然、取材内容や書き上げる記事も大事なんですが、ぶっちゃけその前の「準備」ですべてが決まります。

だって、相手が気持ちよく取材に応じてくれたら、良いコメントなんていくらでも引き出せるんですから。

3つ、取材準備のポイントをお伝えしていきますね。


① 初取材の前に、ある程度記事数を貯めておこう

2021年3月から始めた僕の地域メディア「Re:高松」で、4月に入っていくつか取材案件を動かしています。

最近は多くのお店がSNSという窓口を持っているから、取材依頼がしやすいですね。

僕の場合、取材先にスカスカのブログを見せて「大丈夫かな、このブログ…?」と思われたくなかったので、初取材の前に7〜8記事ほどコンテンツをセットしていました。

プロフィールや、飲食店・地元製品のレビューなどですね。

少なくとも、プロフィール記事はマストだと思います。

運営者がどういう想いで地域メディアをやっているのか、どういう方向性の情報発信をしているのか、理解してもらうためのポイントだから。


② 取材に要す時間を示そう

取材依頼が通った仮定で、話を進めますね。

取材にOKをいただいたら、日時等の調整をします。

で、これは場数を踏んで勘どころを掴むしかいないんですが、できれば取材にかかりそうな時間を先にお伝えしておいた方がいいです。

決めた時間通りに取材を終えることが本当の目的ではなく、30分なら30分、40分なら40分と所要時間を示しておくことで、取材相手の心理的ハードルを落とせるから。

逆に伝えないと…あなたが取材を受ける側ならどう思いますか?

30分なのか、1時間かかるのか、1時間半かかるのか。
それが分かっていないと、取材の時間確保に困りますよね。

僕の場合、画像はお借りしてインタビュー主体になるなら、(30分で切り上げるつもりで)「40分」とお伝えしています。

もし撮影をするとしても、やはり相手のことを考えて1時間にはとどめますかね。


③ 事前に必ず質問案を送ろう

日程調整ができたら、追っかけでいいので必ず質問案を送りましょう。

質問案=取材の「取扱説明書」。

取扱説明書を先に読んでおいてもらうことで、取材相手としても、どういう回答を用意しておけばいいか把握できます。

相手と自分の間で意思共有ができているから、取材当日に話の筋がズレることもありませんしね。


これも慣れが必要なんですが、先に「こういう記事を書く」というイメージを作り上げておくことが大事。

取材当日、そのイメージに話が追いつかないならどんどん掘り下げなければいけないし、予想以上にいい話が聞けたら、シメたものです。


僕が地域メディアを始めて事前質問ツールとして使っているのは、

・無料でアンケートが作れる「Googleフォーム」
・リンクで文書を共有できる「Googleドキュメント」

です。

「Googleフォーム」は、対面取材ができず、アンケートでのやり取りになる際、非常に重宝しました。

問い合わせの窓口がSNSだけという取材先もあるので、メールの添付ファイルで文書のやり取りができない場合は、「Googleドキュメント」が便利です。




今回お伝えした、地域メディア取材の3つのポイント

・初取材前に、ある程度ブログの記事数を貯めておく
・日程調整時に、所要時間を示す
・取材前に質問案(取材の取扱説明書)を送る

これらは、すべて相手の心理的ハードルを落とし、気持ちよく取材を受けてもらうための大切な「準備」です。

取材相手としても、「ここまでリードしてくれるなら、信頼できる人なんだろうな」と思ってもらうことができます。

ここまで準備に手をかけておけば、いいコメントはいくらでも引き出せますよ。

そして魅力的な記事が書けたら、相手の方から「この記事、SNSでシェアしてもいいですか?」とオファーがくる。

体験記事をせっせと書き続けるより、圧倒的に早く地域に認知されるようになります!


ps.
ちなみに僕は飲食店さんに取材依頼をする際は、1人のお客さんとして事前に必ず伺っています。

イチユーザーとして客観的にレビューしたいのと、その時の感想を取材依頼の際に伝えると、相手に喜ばれるからです。

pps.
今回お伝えしたステップで取材の事前準備をし、見事SNSで拡散された記事がこちらです。



この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?