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私が、好きなまちに望むもの

このnoteは、土木学会がnoteで開催する「 #暮らしたい未来のまち 」コンテストの参考作品として主催者の依頼により描いたものです。

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こんにちは。マンガ家の青鹿ユウです。普段は医療マンガやエッセイマンガを描いたりしています。

今回、土木学会さんから #暮らしたい未来のまち  というコンテストのイメージ作品執筆のお誘いを頂き
「暮らしたい未来のまちかぁ…」と考えすぐに思い浮かんだのが、産後自分がするようになった「まちに要望を伝える」ことでした。

私は、一人暮らしをしてた時は部屋の更新のたびに引っ越しをするタイプの人間でした。
ただ、まちや部屋が不便になって引っ越すわけではなく、もっとわくわくしてさらに便利で家賃の手頃な所ないかなぁ…といった引っ越しです。

ふらふらと住むまちや部屋をかえること数年、夫と出会い同棲をし結婚をして子どもが生まれました。
夫と一緒に住んだまちは、これまでしたことのなかった部屋の更新をするほど気に入って「ずっとここに住むのもいいなぁ」と思っていたのですが
妊娠中から雲行きがかわってきて…

それはしょうがないこと?

まちそのものは変わらずにあるのに、妊娠中の体だとたどり着くことが大変なお店や、子育て中にとても小さな段差が目につくようになりました。
これまでは目にも入っていなかった道の状態や危険性。あちらこちらに不便が目について…
このままでは子育てが大変だなと感じ引っ越しをすることにしました。

思い返してみれば「まちの魅力が見えづらくなった」という理由で引っ越しをする経験は私にはあまりになく。
そう思うとなんだかさみしい気分になりました。好きなまちは変わらないはずなのに、私が変わってしまったから…
……いやでもまてよ?今回私に訪れた変化はだれにでもよくある変化で。
良い変化にしろ悪い変化にしろ、さまざまな理由で「変化」があったとき、急に好きだったまちが住みづらく感じることって…どうなんだろう?
わが子も将来大きくなった時、自身の変化によって好きなまちのよい所が感じらづらくなった時「あなたが変わったんだから、しょうがないよね」て私は言いたい…?

私が暮らしたい未来のまち

自分にどんな変化があったとしても、できる限り好きなまちを好きのままでいたい。
不便でそのまちの魅力が見えなくなってしまうのは悲しい。
まち自体は今すぐ万人に合うように変わることはないけど、今住んでいる私だからこそ
まちの魅力や不便さがわかる。わかるからこそ声をあげられる。
未来、同じような「変化」がおとずれた子が同じようなさみしさを感じないために、好きなまちを未来も好きでいつづけられるように「今」私ができること。

そんな気持ちをマンガにしてみました。

サポートありがとうございます。こちら頂いたお心遣いは漫画の資料を買う資金や、子育てで疲れた時のおやつ代にいたします(´∀`*)おやつ食べてまた描くぞ!