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牧場の仕事〜体調〜

2ヶ月の牧場の仕事があと1週間で終わりです。ここで2ヶ月間の体調変化について書きます。

1週目

牧場の仕事は以前に「牧場の仕事〜1日のスケジュール〜」でも書いたように、朝4時に起きて昼間9時から3時まで休憩、そして夜の8時ごろまで仕事です。1週目はその生活リズムに慣れることができず、昼間の時間はほとんど寝ていました。また仕事を始めて2日で筋肉痛が来ましたが、牧場の方から塗る湿布をもらって毎日塗っていたので思いのほか酷くはならなかったです。ただし、塗る湿布は布団に入ったあとも体がスースーするぐらい塗りたぐっていました。

2週目

前半は変わらず、塗る湿布を使っていたので筋肉痛にもならず働けていました。また生活時間にも慣れてきて昼間の休憩時間も3時間ほどは起きていられるようになったので読書や勉強に当てることができました。そして10日目当たりで塗る湿布を使い切りました(毎日、ほぼ全身に塗っていたので1週ほどでなくなりました)。ただ、それまで酷い筋肉痛になっていなかったのでもう塗る湿布を使わなくても、「筋肉痛にはならないだろう。体が慣れたんだろう」と考えていました。しかし、塗る湿布を使わなくなって次の日。体全体の倦怠感と腕や足の筋肉痛が出るようになりました。またその頃に牧場のご飯で出てきたコロッケでお腹を壊し下痢が始まります。これはコロッケに問題があったというよりも、もともと私は脂っこい食べ物が苦手で胃腸が弱い方なのですが、体の倦怠感で内臓までも疲労しており重い食べ物を消化する力が残っていなかったのだと思います。さらに一日中、胃のムカムカ感や仕事中に冷や汗が止まらない状態でした。なので食欲はほとんど皆無でしたが牧場の人に体調不良を伝えるのが言い辛く、無理してご飯を食べていました。しかし、3食分位はご飯を残しました。

3週目

3日経っても下痢や胃のムカムカが治らなかったので、牧場の人からサクロンを貰って飲むようになりました。サクロンは最初は食後に飲んでたのですが、あまり効かず…あとから説明を読むと食間(食事と食事の間)に飲むというのが分かりタイミングを修正しました。牧場の人に下痢も症状が出ていると言うとビオフェルミンも飲むことになりました。また、倦怠感を治すためにコンビニにあるプロテインを飲んでみたり、栄養ドリンク(リポビタンD)を毎日1本飲むようになりました。

4週目

毎日サクロンとビオフェルミンを飲むことによって下痢や胃のムカムカが治り、3食ご飯が食べられるようになりました。治っていく過程で尿の頻度が増えたりゲップやオナラが出るようになり、内臓が動き出したことがわかると嬉しくなりました。また栄養ドリンクを毎日飲むようになって倦怠感からも回復し、昼間も仕事終わりの夜も元気に過ごすことができました。他に辛かったのは先週から始めた搾乳(牛の乳頭を手で絞る)作業の影響で仕事終わりに指がむくむようになったことです。

5週目

メンタルがやられました。なぜか猛烈に仕事に行きたくなくて、日中も何もやる気が起きない状態になりました。そして毎日飲んでいた栄養ドリンクが効かなくなりました。原因を考えたときに栄養ドリンクに入っているカフェインによる寝不足だと分かりました。もともと私は日々カフェインを摂取するタイプではないので、栄養ドリンクに入っているカフェインが効いて元気になった反面、寝不足が溜まり精神的不調に繋がっていたのだと思います。それに気付いてからは毎日飲んでいた栄養ドリンクの摂取を止め、睡眠を多く取るように心がけました。するとメンタルが少しずつ改善しました。栄養ドリンクは本当に一時的なパワーアップで毎日飲むものではないのだということが分かったし、変に栄養ドリンクに頼って体を回復させようとするよりも、睡眠が1番の滋養になるんだなぁと思いました。

6週目

これまで自分の部屋にトイレと風呂が付いている個室に住んでいたのですが、新しい人が入ってくることに伴ってトイレ・風呂なしの部屋に異動になりました。トイレと風呂は歩いて10秒ほどの母屋と共有になり、トイレに行くのに一度外に出なくてはなりません。そしてこの頃から仕事中に倒れない程度の軽い目眩がするようになったり、ぼーっとしてミスを多発するようになりました。クラっとしたときに自然と水が飲みたい…となるので、水分補給をすると少し治りましたが、飲みすぎると仕事中にトイレに行きたくなります…しかし、仕事中はトイレに行き辛い雰囲気なので(緊急事態の時はもちろんいけます)なるべく行きたくないと思っていました。
そして仕事中の目眩が3日程続いたので原因を考えてみたとき、トイレが母屋になってしまったことで自然と水を飲むのを我慢していたことに気づきました。飲む量が食事以外で1日1リットル未満しか飲んでない状態で脱水症状になっていたのだと分かりました。振り返ると牛舎の掃除の仕事は通常着ているシャツが濡れる位汗をかくのですが、その頃は汗が出なくなっていました。そのときは体力仕事に慣れてきたから汗が出なくなったのだと思っていましたが、脱水症状が現れているだけでした。そこから水は一日1.5リットルほど飲み、トイレに1日6回ぐらい行くと仕事中に脱水症状にならないことがわかりました。

7週目

水分を取ることで脱水症状にならなくなってきましたが、追加で DHC の健康食品マルチミネラルと塩飴を補給するようにしました。また、エネルギー補給の面でビタミンBが食事をエネルギーに変える力があるとのことで DHC のマルチビタミンも飲むようになりました。これにより油断して水分を取り忘れると脱水症状になることもありますが、ほとんどならなくなりました。あとこの頃から肘と膝の骨の出っ張りが目立つようになりました。膝は特に痣になっており、膝立ちをしたときに気付きました。これは単純に痩せてしまって骨が目立つようになったのだと思います。

8週目

この頃は日々搾乳をしている指が限界でした。朝起きて指を曲げようとすると薬指と中指が吊りそうになり、第二関節の関節痛が痛く完全に曲げることができません。あと親指の付け根も腱鞘炎のような状態が続いています。この痛みのなかでキーボードを打つ事は可能ですが、ペンを持って書く作業や爪を切る作業は指が痛くて辛いです。また朝1番の仕事が最も辛く、指を曲げて重いバケツを持つその瞬間が1番痛いです。仕事をしていくうちに指が慣れてきて曲がるようになってきますが、毎日その痛みを繰り返しているのが苦痛です。この状態を続けていたら指の筋肉や骨が変形してくるのかなぁ…と考え不安になります。関節も太くなりそうです。あと慢性的な疲労としては腕とふくらはぎは常に張っており、日々マッサージやストレッチをしながらやり過ごしてます。あと仔牛にミルクをあげる作業は中腰なので腰も少し痛いです。

感想

明日から来週の火曜日まで働いて、次の水曜日に帰ります。肉体的には内臓にくるまで酷い筋肉痛や倦怠感になったこと、また体調が悪いからと言って仕事が休めるわけじゃない状況になったのは初めてで。在宅で働いてるときは脱水症状や寝不足だったとしても何となく働けてしまいますが、体力仕事だとそれは絶対にできないので、だからこそ日々自分の体に目を向ける意識が付いたと思います。また基礎体力が弱いタイプだったので、この2カ月間で体力の底上げを強引に出来たことは満足しています。ただ関節など節々はまだ痛いので、はやくドラックストアに行って塗る湿布を全身に塗りだくりたいです。牧場の近くにはコンビニしかなくドラッグストアのような薬局がないので追加購入することができず…牧場のお母さんに言って貰うこともできますが、毎回「この薬は〇〇円するんだぞ、高いぞ」とお金の話を冗談のように持ち出され、面倒なので「お金払います」と言うと、「いやそれは流石にできないよ」と言われるので、頼み辛くなり我慢する結果になりました。…無念。

あと1週間がんばります。

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