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日本シリーズ第2戦 鍵谷投手の7回表

先発は G今村投手×SB石川投手
SB打線が今日も爆発。2対13でSBの勝利

7回表に、もと北海道日本ハムファイターズの鍵谷投手が登板。

日ハムから巨人へトレードになった時のことは今でも覚えている。近くはなるが、日ハムの選手としてずっと応援していたかった、というのが本音だった。


大卒で12年に大谷翔平選手と共に日ハムへ入団した時、テレビに写るその顔は一人だけ明らかな大人顔だった。リリーフ陣としての安定感。真面目で、ヤンチャな選手が多い日ハムのなかで俯瞰的なところ、その存在感にファンは惹かれていった。頼りだった。

巨人のユニフォームも見慣れて、相変わらずの抑えとして徹底したその姿を、トレードして以降も応援し続けてきた。

7回。抑えられると思った三塁寄りファールボールをグラブに当てたが取ること出来なかったG岡本選手。その直後、1アウト満塁をSBデスパイネ選手に打たれた瞬間。あんなに悔しそうで苦しそうな顔を見るのはいつぶりだろうか。

胸が苦しくなった。昨日もここで書いた通り、日本シリーズは移籍・トレードした選手を久しぶりに見る機会でもある。味方ではなく敵になった選手を、懐かしく思い色々なことを思い出す機会だ。だから野球好きは、自分の応援する球団が出なくても日本シリーズを観るのだろう。

今まで何度も勝ち・負けを見てきた。苛立ってベンチでヘルメットを投げる選手、バットを打ちつける選手、グローブを放り投げる選手。涙する選手、それを励ます選手。

負け試合の方が心は苦しくなるが、それを見て私たちファンは強くなる。普段、野球に支えてもらっている分、大声で本気の応援したくなる。一勝を願うし、笑顔を望む。

そうやって、日ハムのファンとして長くを過ごしてきた。

日本シリーズ2連勝のSB。明日は休みで火曜日から3連戦。今日は胸が苦しい眠りになりそうだ。

鍵谷投手頑張れ、そう願わずにはいられない。

今は敵だけど、いつだって選手に励まされてきたから。

鍵谷投手、頑張れ。

トレードしても、移籍しても、沢山の思い出をくれた、沢山の力をくれた選手たちは永遠にヒーローだ。

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