令和6年司法試験再現答案 行政法

こんにちは。司法試験です。
本日は、令和6年司法試験の行政法の再現答案を作成しました。
何かしらの参考になれば幸いです。


~答案について~
再現率:80%
(設問2の記述はもっと重複したことを書いていたと思います。再現では、重複部分は割愛しています。)
所要時間:問題文読み、答案構成40分
     答案作成80分
総文字数:約4700文字(計7枚)
一行あたり文字数:約35文字
再現にあたり、段落構成や改行は調整しています。

~感想~
難しかったですね。
なにを問われているのかいまいち分からない、
そんな感じでした。
ネットでも、行政法は難しかった
との評価が多かったと把握してます。

難しい、と言われる所以は、
1つ目は、形式が少し変わったこと、
だと思います。
これまでの行政法の問題形式は、
まず具体的な事実関係、
次に設問
そして、会話文
会話文でかなりの誘導
関連条文、政令、規則など
という感じでした。
行政法では、特に、会話文での誘導が、
点数の源だったと思います。
しかし、今回は、具体的な事実関係の前に制度概要が記載されていました。
また、会話文の誘導が少なめ、
でした。
この辺りが、受験生に違和感を覚えさせたのでは、
と考えています。

2つ目は、設問2の違法事由がオーソドックスな問題ではなかったこと、
だと思います。
これは誘導が少なくなった事とも関連する
と思います。
私としては、裁量の問題ではなく、
単に要件解釈の問題と捉えました。
違法事由=裁量権の逸脱濫用
と決め打ちしてる場合、
やりにくい、
と感じたのではないでしょうか。
こんな事言っておいて、
裁量の問題だったら、
私としては、かなり辛いですが、
裁量論で書いた方、天晴れです。


司法試験全般に言えるとこですが、
やはり時間が足りません。
特に、行政法は時間に迫られると、
参考条文の上を目が滑る滑る。
何も内容が入ってきません。
ですので、私は、可能な限り、
落ち着いて読むようにはしました。
また、問題文や構成用紙を見ていただければお分かりのとおり、
条文構造を可視化しました。
線だらけになって逆に、
分かりにくいかも、
です笑

反省点としては、
設問3の違法承継のところで、
他の方は違法承継の論証を展開していました。
私は、会話文的に不要と考えたのですが、
やはり、書いた方が良かったですかね…。
論証は覚えていただけに、
ここで差がつくのは、
もったいないな、と思います。

良かった点としては、
合ってるかどうかは別にして、
とにかく参考条文は使えたかな、
と思います。
参考条文の仕組み解釈に、
点数があることは、
採点実感でも言及されています。
ですので、本問でも、
仕組み解釈は意識しました。

行政法はこんな感じです。
難しいので、おそらく差がつかないかな、
と思います(そうであって下さい😭)。

では、本日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
次回は、民法の再現答案をあげます。
お楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?