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#03 親子(父娘)のシステムコーチング®のご感想

こちらの記事は、親子(父娘)のシステムコーチングの完了後、クライアントインタビューを元にクライアントの許可を得た上で公開しているものです。コーチングの成果については個別性が高く、一つの例としてご覧頂けましたら幸いです。

家族構成 父親・母親(60代)娘(30代・ひとりっ子)
▶今回は父親と娘の2人のシステムコーチング®を実施
現状
父親:地方在住。定年退職後、奥様と2人の生活
娘:東京で一人暮らし。大手コンサルティング会社勤務。母とはよく話す。
課題
母親とは友達の様によく話すが、父親とは疎遠。娘にとって父親は怖く話しづらい存在だった。もっと父といる時に自然体な自分でいたい。
(父親は特に課題を感じていなかった)
コーチング歴
娘はパーソナルコーチングは受けたことがあり、システムコーチング®は学び始めたところ。まだ受けたことはない。父親はコーチングもシステムコーチング®も初めて。zoomを使ったオンラインコミュニケーションも初めて。

Co-leadersが提供するシステムコーチング®はCRR Global Japanの商標登録です。

なぜ親子でシステムコーチング®を受けてみようと思ったのですか?

娘:昔から私は母とはよく話すし仲がいいのですが、父とは、話すのが怖いというか、実家に返っても話しづらい存在なんですよね。自然体でいられないというか。なんとかしたいな、、、と思っていたのと、最近は縁あってシステムコーチング®を学び始めたところで、システムコーチング®自体に興味があったので、受けてみたいと思いました。

お父さんにシステムコーチング®を一緒に受けることを誘うのに、抵抗はありませんでしたか?

娘:緊張はしました。第三者が入ることに抵抗はあるかな?とは思ったので。そして、1回はやんわり断られているんです。でも基本的には私のやりたいことを認めてくれるということも知っていたので、否定はされないと思っていました。1ヶ月後くらいに、もう一度聞いてみたら、OKでした。

娘さんにシステムコーチング®を受けたいと言われてどう思いましたか?

父:いや、システムコーチング®を受けたいという理由を聞いて、びっくりしましたよ!ショックでした。僕としゃべるのが怖いと思っていたなんて、知らなかったから。
でも色々話していると、娘も「後々コーチングをやってみたい」というんでね、それは応援しようかと思ってね。

システムコーチング®を受けてみてどうでしたか?

父:「あぁ、そうなんやー!」という戸惑いが大きかったですね。
娘:私はどんどんスッキリしていく感じでした。私は課題感を感じていたけど、それがどこからきているのかよく分からなかったのですが、1回目のセッションでそれが明確になりました。父の話すスピードに圧倒されてしまう、待ってもらえない、そこからコミュニケーションを諦めていたんです。そうすると、2回目のセッションでは「ちょっと待って、私が話しているから」って言えたんです。
父:そう、2回目くらいから緊張も溶けて、娘も「こうしてほしい!」が言えるようになったので、会話のルールが作れました。一方的に喋っていた事を反省しました。
娘:自分たちのコミュニケーションのパターンも分かりました。自分達がもっている毒素(*関係性の四毒素)が明確になりました。私は防御をしていて、父は防御する私に対して非難をしていました。
父:僕は、親戚の話しができたのは大きいですね。親戚との付き合い方について娘の思いが聞けました。彼女の背景の思いが聞けたというのは、とても納得できましたし、30年以上経って、「彼女が知れた」と思いました。

小さな頃はずっと一緒で目に入れても痛くない存在だったけれど、大きくなって塾等にも行くようになって、夜の仕事をしていた僕とはずっとすれ違っており、めったに話さなくなっていました。気がつけばもう彼女も一人の大人になっていて、何を考えているのか分からなくなっていたんですよね。

※「関係性の四毒素」はジョン・ゴットマン博士が提唱する考え方の1つであり、システムコーチング®のツールの1つです。

システムコーチング®をして父娘の関係性に変化はありましたか?

父:身近になりましたね。そう感じます。もう娘は警戒していないなって。
娘:私は母とはよく喋るのですが、いつも父はそこにいない前提だったんですね。それが今はそこにいても自然という感じです。今までは逆にいなくても父はどう思うだろう?許してくれるかな?といつも縛りを感じていたのですが、それが放たれて、更に自由になっている感覚です。

家族に第三者が入るってどんな感じでしたか?

父:第三者に入ってもらうことで、「感情的にならない」。親子だけだと、反論して反応してしまう。それが、第三者がいることで、抑える気持ちにもなるし、安心して反論もできました。
娘:私自身は第三者が入ることに抵抗はなかったのですが、やっぱり、説明するにあたって、どこまで他人に今までの出来事などを開示するのか、感情的になっていることを他人に見せることを、父はどう思うかな?はありましたね。最初は躊躇していましたし。
父:でも今回はとても安心していられました。人にもよると思うんですけどとてもよかったです。
娘:そうですね、一緒に場を作っていく感じがよかったです。一方的に指示されるというより、「どうします?」って聞いてくれて。

どんな親子にシステムコーチング®はオススメできそうですか?

父:相手に対してなんらか不満を持っている人じゃないかなぁ。自分たちで会話できる人なら必要ないと思う。でも何かを抱えているのであれば、こういう場を借りて、打ち解けられると思います。本当はこう思っていた、というのが知れるのがすごくいいと思います。
娘:そうだなぁ、オススメしたいなぁ。なんとなく違和感を感じている関係性を健康診断的に受けるのは、アリだと思います。状態を知る、原因を知る、それが分かると、そこに囚われずに、じゃお互いにどう解決しようか?ということを考えられるから。


(お母さんはこのセッションには加わっていませんが、いつもお父さんの隣でこのセッションを聞いておられましたので、お母さんにも感想をお聞きしてみました)
ーーーーーーーーーーーーーお母さん登場ーーーーーーーーーーーーーーー

お母さんからはどう見えていましたか?

母:娘が父に物を言えないのは知っていました。自分がもし先に亡くなるようなことがあったらと思うと、父娘の関係はずっと心配でした。私と話すようにずっと、自然に話してほしかったんです。娘には「言いたいこと言えてよかったね」と思いますし、お父さんは気づいていないこといっぱいあったと思います。留まって、人の話しを聞くということは進歩だったと思います。

親子だから、感情的になってしまって、話し合いのテーブルにつけないことってあると思うんですよね。いつも決裂してしまう。第三者を交えたからこそできたことだと思います。

今回起こったことは、私が一番願っていたことでした。

・・・涙

親戚に不幸があったんですけど、、、
娘と同い年のお子さんが亡くなって、、、
・・・本当に生きている間に、言いたいこと後悔なく言っておかないとって思うんです。あれも言いたかった、これも言いたかったでは遅い。今、生きているからこそ、愛は表現しないとって。


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