ファイト・クラブ 感想
お家映画ライフをもっと豊かに。
映画好きの私が実際に見た作品をご紹介。
第8回目は、「ファイト・クラブ」(1999)
あらすじ
サラリーマンの「僕」は、不眠症に悩まされていた。ある時、出張中の飛行機内でタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会ったその帰り、自宅に戻ると、なんと家が爆発し、全てを失ってしまう。行き場をなくした「僕」は、タイラーに電話をかけ、彼の家に居候することに。そして二人で「ファイトクラブ」という、ただ殴り合うだけの秘密組織を作ることになるのだが…
こんな人におすすめ
・ブラピが好きな人
前回紹介した「ジョーブラックをよろしく」に登場するブラピは、まさに少女漫画から飛び出た美青年。打って変わって、今回の「ファイト・クラブ」では、まさに男から見た男の理想像と言ってもいいのでは。暴力的で、圧倒的なカリスマ性。ブラピの演技の幅に驚いてしまいました。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や、「オーシャンズシリーズ」を見てブラピを知った人には、こっちのワイルド感がある方が馴染みあるかもですね。いやあ、それにしてもカッコいい。
・刺激的な映画が好きな人
この映画、死人は片手で数える程度しか出てきませんが、めっちゃ血は出てきます。それも、戦争映画やスパイ映画みたいに、剣や銃ではなく、人間の拳と拳でぶつかりあって流れる赤黒い血。
痛々しいけれど、ファイトクラブで殴り合いをした後の男たちの、清々しい顔といったら。格闘技やボクシングがなぜ人気なのか、その理由がちょっと分かるような気がしました。
・まさかの展開に驚きたい人
私はブラピが出演している、ただそれだけの情報でみましたが、これは絶対に前情報なしで見るべき映画。まさかの展開に驚き、全ての伏線がつながった瞬間、何故か笑ってしまいました。この衝撃を是非体験して欲しい。
この映画の監督が、デヴィッド・フィンチャーだったと知り、納得しました。なるほどなるほど。およそ6年前にみた「ゴーン・ガール」でも、椅子がひっくり返るような展開を見せてくれた、あの監督でしたか。他の作品もチェックせねば。
名言
今回は、ネタバレをあまりしたくないので、作中の名言をご紹介。今回は、タイラーのカリスマ性が分かる場面から。
地下室で秘密裏に開かれていたファイト・クラブ。ある日、参加者が増えていることに気づいたタイラーは、ファイトクラブのことは誰にも話してはいけない、というルールが破られていることを告げ、以下のように会員に語りかける。
素晴らしい体力と地力に恵まれた者たち
伸びるべき可能性が潰されている
職場といえばガソリンスタンドかレストラン しがないサラリーマン
宣伝文句にあおられて 要りもしない車や服を買わされている
歴史のはざまで生きる目標が何もない
世界大戦もなく 大恐慌もない
おれたちの戦争は魂の戦い 毎日の生活が大恐慌だ
テレビは言う 「君も明日は億万長者かスーパースター」
大嘘だ
その現実を知って おれたちはムカついている
(1:10:10)あたりから始まるのが、この長台詞。
原文である英語版も是非みて欲しいのですが、まるで有名なスピーチを聞いてるかのように、気持ちが昂ってきます。日本語訳もそれをしっかり訳出しています。
英語版も日本語版も、どっちも「タイラー」らしさを感じることができるセリフです。
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こんな痺れるセリフが満載の映画です。
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是非、一度チェックしてみてください。
あなたのコメント・感想をお待ちしています。
それでは、素敵なお家映画ライフをお過ごしください。
今日はここまで。
※画像は映画.comから借用しました
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