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自分に素直にやさしくいられる島暮らし

香川県、高松港からフェリーで40分。人口約150人の男木島。島の子どもたちは10人もいなくて、小中学校が再開したのはここ5年。先生は担任制でなくて、教科担当(ひとりひとりの個性に合わせた教育スタイルを確立しやすい環境で羨ましい!ICT推進にも期待!)。世界を旅して、男木に魅了され、移住してきた家族もいる。国内外から移住者が少しずつ増え、島の民は特別扱いするわけでもなく受け入れ、人と人との距離感が心地よい。子どもたちは公園がなくても、自分たちが遊びたい場所で自由にかけまわる。スーパーやコンビニもない、エンターテインメントもない。

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ビルに遮られることなく、夕陽をただただ眺めていたい。安心して寝られる家が欲しい。自分が自分でいていいんだよと思える居場所をつくりたい。

そんな願望をすべて、圧倒的に叶えてくれる場所。学生時代から、妹のように親しくしている友人が二拠点生活をしていて、古民家を借りている(島暮らしに興味がある、DIY好きな人勝手に募集!)。たくましくも、自分の城を築こうとしているのだ。彼女のすんだ瞳で、世の中のざわつきに翻弄されることなくまっすぐに、好きな仲間と好きなことやものを共有できる居場所を作っていって欲しい。

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島暮らしはシンプルで、お腹が減ったら食べたいものを作って、みんなで食事を囲む。げらげら笑って、怒って、泣いて、喜怒哀楽が忙しい。広い一軒家は掃除も一仕事。9月というのに炎天下のもと畑仕事はぐっとくる(ひと仕事おえた後の麦茶って、なんて美味しいの!)。どこからでも海が見える島は、お散歩も浜辺遊びも最高。そうしているうちに、夕陽のゴールデンタイム。今、この瞬間に集中しないとあっという間に過ぎ去ってしまう。あー、生きてる!世界の中心に、誰でもない自分がここにいる感覚。「あなたのこと見守ってるから安心してね。愛してるよ」そんな声が聞こえてくるよう。

夜は静寂に包まれ、心のざわつきに自分を突きつけられる。どんどん心が穏やかになって一体化していき、お布団に沈んでいくようで気づいたらぐっすり夢の中。次の朝、船の汽笛の音で目覚める。空気が澄んでいて、朝陽が差し込む部屋はキラキラ輝いてみえる。カーテンと窓を開けると広がる海。いつもそばにいてくれて、ありがとう。おはようが幸せな朝。

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実は、出発前は行かない理由を探していた。制限下で自分を閉じ込めていて、東京から逃げることを許せなかった。我慢を続けていると、悪い方へと思考や想像がめぐり、何も感じなくなる。すぐシャッターを降ろして、世界を敵にまわして殻に閉じこもる悪い癖。だから、自分を許すことができたら、小さくても一歩踏み出すことができたらもう100%目標達成。決断した自分を褒めてあげたい。

私たちは、一緒に生きていきたいと思える人、働きたいと思う人を選べるし、決められる。しほさん、もっともっと愛されるべき存在だし、愛す人を選んで大丈夫。しほさんがそこにいるだけで尊いと思ってくれる人がいる。だから、どうか苦しい悲しいという思いをおしこめて頑張ろうとしないでね。安心して眠れるように。しほさんの素晴らしさを、愛らしさを愛してくれる人とあゆめますように。

彼女がくれた言葉はなんて美しいんだろう。どうか、どんな時も笑い飛ばして前に進めるように。彼女を傷つけようとするものは、私が許さない。大切な人を守れる自分になれるように日々精進しよう。

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島暮らしで、本来の自分を取り戻せた。自分らしくいて受け入れてくれる仲間がいる。破天荒な母についてきてくれる娘もいる。制限によって、自分が感じることにも蓋をしていたかもしれない。小さな行動を起こした先には、想像もできないような世界が広がっている。良い流れが来ていることを心で感じる。なんと、アメリカから福岡に移住した家族からオンラインでお互いのやりたいことについて話さないかと連絡が来たり、沖縄に移住した昔の友人が夢にでてきたり(お告げかな)。コロラドのメンターからは贈り物が届くそう!なんだろう、ワクワクする!何かが動き出す気配。美しい自然と人と、この地球に存在する生きとし生けるものに感謝して、今を精一杯生きよう。ありがとう!大好きだよー。

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