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人の成長を支援する仕事。

人生には、転機がいくつかある。とてもじゃないけど自分には務まらないような、大きな仕事を任せられたとき。チャンスととるか、そこから逃げるか?

私は、常にチャレンジングな道を選びたい。なぜなら、自分に与えられたミッションをやり遂げたい、それが自分の成長につながり、次の新しい道を切り開いてくれるから。

人材育成領域という新しい分野で独立してから、必死で走りながら、仕事を覚えてきた。ある老舗、上場会社のリーダー育成プログラムのお仕事にチャレンジすることになった。チャンスは、ある日突然やってくるものだ。

そして、本番を迎え、もちろんプレッシャーはあったが、事前準備はバッチリできることはやってきた。まわりの強力なサポートに背中を押され、自分を信じることができて、楽しみで仕方なくなった。ステージに立ってみて思った。私、できるじゃん。向いてるよ!前半戦、最初の掴みもバッチリでうまくいったと自信をつけた矢先、第三者から厳しいフィードバックを受けた。なぜそんな誰かと比較するようなこと言うの?と内心もやっとしたが、しっかりと対策をとり、後半は軌道修正した。客観的にみてご指摘はごもっともで、現場経験の少なさを痛感。真摯に受けとめて改善したら、もっとより良いパフォーマンスをあげられた。感謝。

最後は、参加者全員がリーダー宣言をして、仲間から応援メッセージを贈った。私が一番こだわった、相手へのフィードバックを通して、人と向き合い、自分の想いを伝えること。彼らの表情をみて、はっとした。怖いと勝手に決めつけて少し避けていた専務や部長が、満面の笑みを浮かべて、照れくさそう。普段の仕事では色んな鎧を身にまとい、プレッシャーの中戦っているのだろう。でも、この一瞬、丸裸になって、少年のような無邪気さがみてとれた。卒業式みたいだね、としんみりして、一体感が生まれた。本来の姿が現れた瞬間だった。それは、とても美しい光景だった。

改めて、コンテンツを提供する側になってみて、学びというものは、その場を提供する側が一番学びがある。セミナーや本で勉強するより、私は現場でアウトプットし続けていたい。そして、学びを引き出すために、学びの場を提供したい。そこに来たら、誰でも素直に学び成長して、一緒に社会をよくしていけるような場。

長い一日の終わりにみた夕陽が美しく、輝いていて、思わず抱きしめたくなった。

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