#606 「多様な人たちと楽しく働く職場づくりとは?」地元上越で伝えたかったこと
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。
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新潟県上越市での講演会
今日はですね、雑談です。今日、新潟県の上越市で、とある講演会でお話ししてきました。その講演会は、主催が上越地区労働者福祉協議会さんと連合新潟上越地区協議会さんだったんですよね。
テーマは「ワーク&ライフセミナー」。いただいたお題が、「多様な人材が働く職場とダイバーシティ」でした。
普段の講演テーマと今回の違い
僕は普段、いろんな企業さんにお招きいただいてお話しする機会が多いです。
特に最近は、世代間ギャップや価値観の多様性についての講演依頼が増えているんですよね。基本的には、世代間ギャップの話をきっかけに、多様性についてお話しすることが多いので、「多様な人材が働く職場」というテーマをストレートに話す機会は案外少ないかもしれません。
それに、地元で講演するという機会自体もそんなに多くないんですよね。地元でお話するのは、ちょっと照れます(笑)
地元での講演の難しさ
地域の外の企業さんの場合は、ある程度自由に話せるというか、そこまで気にせずに話ができるんですが、地元だとやっぱり少し感覚が違うというか、気を使う部分もありますよね。
また「多様な人材が働く職場とダイバーシティ」といっても、テーマが少し広いなと感じて、どんな話をしようかなと考えました。
そもそも「多様な人材が働く職場」には、いろんな価値観が当然あるんでしょうけど、「だから何?」というところもある気がするんですよね。そこにはやっぱり何かしらストーリー性が必要だなと思ったんです。
人口減少を切り口にしたアプローチ
今回、僕がとったアプローチとしては、「人口減少」から話を始めることにしました。
これは、実際に今起こっている課題ですし、これからもっと深刻化していく課題でもあります。人口減少によって人材不足がますます顕著になる、というのは今後確実に起こる事実です。そうなると、地域の中だけでなく、地域の外の人たちとつながって仕事をしていく必要が出てくるなと感じます。
また、これまでであれば65歳で定年だったものが、これからはより長く働く時代になりますよね。そうなると、今まで以上に多様な世代や価値観、年齢の人たちと一緒に働く必要が出てくると思います。
多様な人材と働くことの重要性
そこで、地域の課題としてこれからさまざまな問題が起こってくる中で、それを解決する一つの方法が、多様な世代や普段あまり関わりのない人たちと働くことだよね、という話をしました。
そして、異なる価値観や背景を持った人たちが、どのように働いていけばいいのか、その際に大切になるコミュニケーションについてもお話ししてきました。
ただ、どれだけ伝わったかは正直分かりませんが(笑)
危機感の共有と課題意識
今回は、話のストーリーを「これから人が減っていく」という危機感から始めました。なぜ、この話からはじめたかというと、人口減少の危機感を共有することがすごく大事だと感じたんですよね。
「人材不足」というのは今現在も課題ですが、これからもっと大きな問題になっていくでしょう。だから、それをもっと認識してほしいという思いがあって。
冒頭は、この話を重点的に話しました。
今後の課題解決に向けて
僕自身の現在の課題課として、地域の人口減少問題や、人生100年時代における長いキャリア形成、そしてその中での周囲との関わり方が、非常に重要だと思っています。
自分自身もそうですが、周りの人たちも含めて、そういった課題をどう解決していくか。その解決の1つの方法が、多様な人との関わり方なのだろうと思います。
また、地域の外の人たちともいろいろな形でつながりながら仕事をしていく必要があります。さらにいえば、デジタル化も非常に重要な要素ですよね。今日はデジタル化の話はしませんでしたが、課題解決のためには、こうした複数のテーマが関わってくると思います。
まとめ
ということで、今日は雑談的な話でしたが、地元・上越市でお話ししてきました、という内容でした。以上、今日のお話はこれで終わりにします。