#488 社内外から「声をかけられる」ためには?「ベテラン世代のキャリア」
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。
音声はこちらです。
今日、宮崎県南部で大きな地震がありました。
被災されているみなさまがどういった状況にいらっしゃるのか、現段階ではわかりませんが、ご無事でいらっしゃることを、切に祈るばかりです。
社内外の人と接点を作るためには?
いま、ベテラン世代のキャリアについてお話をしています。今日のテーマは「社内外の人と接点を作るためには?」というお話です。
なぜ、このテーマを取り上げたか? といいますと……ある程度経験を重ねてきて、なんとなくゴールが見え始めたとき、次のキャリアを考える方も多いんじゃないかなと思います。
そういったときに、もちろん、自分から動いていくことも大切だと思いますが、もしも、社内外の方から「一緒に仕事しませんか?」って言われたら、うれしいんじゃないかなぁと思うんですよね。
こうした、社内外の人と「接点をつくる」というよりも、「声をかけられる」ためには、どうすればいいのかな? って思うんです。
社内外の方から声を掛けられる要素
社内外の方から声をかけられるためには、いくつかの要素があるなって思うんですよね。
その要素とは、たとえば、そのタイミングが定年退職でも、他の機会でもいいと思うのですが、何かしらの声をかけられるとき、人との接点がなければ、声って、なかなかかけられないんじゃないかなぁって思うんです。
たとえば、これまで社内の人としか付き合いがなくて、社外の人は、自分が何をしている人なのか、まったく知らないという状況の場合、おそらく、社内の方から声をかけれることはあっても、社外の人から声をかけられることは、まずないですよね。
なぜならば、周囲の人が、わたしたちのことを「何をしている人なのか?」まったく知らないわけだから。何ができるのかも知らないし、どんなスキルを持っているのかも知らない。そういった状況だと、声をかけられようがないと思うんですよね。
じゃあ、声をかけられるためには「どんな要素が必要なのか?」といえば、「わたしたちのことを、社内外の人たちが知っている」ということが重要というか、それに尽きるんじゃないかな? と思います。
わたしたちの存在を知ってもらうためには?
じゃあ、わたしたちの存在を、周囲の人たちから知ってもらうためには何が必要なのでしょうか?
いくつかの方法があるように思いました。
1つは、「自ら情報を発信する」ことでしょうかね。SNSとか、ブログとか、情報発信にはいくつかの手段があります。このような手段を通して、社内外の人に知ってもらうことは、わたしたちの存在を社内外に知っていただく、最初のきっかけというか、入り口になり得るんじゃないかなと思いました。
次の手段としては「誰かに会いに行く」というのも、おそらく、自分を社会社内外の人に知ってもらう1つの方法なんじゃないかと思います。
社内外の人に知っていただく、僕の例
たとえば、僕の例だと、特に声をかけられるのは……人との関係性の中で声をかけていただく経験はいくつかありますね。
それは、主にいま取り組んでいる、地域づくりやワーケーションの関係で、社内外の方々から「今度一緒にやりませんか?」とか、「今度〇〇に登壇してもらえませんか?」とか、「今度〇〇を手伝ってもらえませんか?」みたいに言われるケースが多いです。
これらは、情報発信によってつくれた関係というよりは、どちらかといえば、仕事の機会とかで「いっしょになったことがある」とか、僕から会いに行ったことがきっかけで、「今度一緒にやりませんか?」と言われたとか、そのような形でご縁がつながることが多かったです。
そういう意味で言うと、普段いる環境にずっといるだけでは、なかなか外との接点ができないので、何かしら、自分の言葉で発信するか、あるいは、自ら足を運んで会いに行ってみるか、そういった行動は必要なんじゃないかな~と思います。
実際は、それほど容易ではないですけどね
ただ、情報発信をしたからといって、すぐに周囲から信頼されるわけでもなければ、すぐに声をかけられるわけでもないというのが、実際のところだとは思います。
僕自身、起業して「仕事をつくっていこう!」と思った時、正直、すごい大変でしたもん。声をかけられるようになるまで、まあまあ時間かかりましたよ。
なので「それほど容易なことではないよ」とは、正直にお伝えしておこうと思います。
一方で「何もしない中では、何も生まれない」というのも、また、事実だと思います。
なので、まずは、自分が信頼している周囲の人に「わたしは何者か?」を伝えはじめることからでもいいとは思います。
とにかく、社内にこもっているだけでは、声を掛けられることはありません。自ら外との接点を作りに行くのは、必要なことではないかなとは思います。
「そんなの、知っているよ」という話かもしれませんが……
もっとも、ここまでの話は「そんなの、知ってるよ!」って話かもしれませんけどね。確かにそうだと思います。というよりも、僕もそうでした。
それでもあえて言えば、内の世界にいるだけではなく、「外に出よう」と。「外に発信しよう」と。「誰かに会いに行こう」というのは、それでも大事かなと思います。
以前、地域の取り組みをしている方と話したことがあります。「自分がやりたいことをやるために、どうやっていまの立場を築かれたんですか?」と聞いたら、「最初の頃は、とにかくいろんなイベントに出かけて、いろんな人に会いに行って、いろんな人と話した」とおっしゃっていました。
そういったところから「今度、一緒にやりません?」って、声をかけられるようになるんだろうな、と思います。人の接触機会が増えることによって、おたがいを知り合っていく……ということですね。
というわけで、今日は「ベテラン世代のキャリア」ということで、「社内外の人から声をかけられるためには?」という話をしてみました。
今日の話はこれで終わりにします。
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