#607 上越妙高地域の未来のために。DXとキャリア支援への挑戦
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。
音声はこちら。
昨日、X(旧Twitter)の方にこんな投稿をしました。
今日はこのことについて、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
今日のお話を改めて一言で言い直すと、「地元の上越妙高でDXを進めてみたいぞ!」ということですね。
地元のDXを進める理由
この番組の中でも何度もお話ししていますが、今後、人口減少に伴って人材不足が深刻化していきます。
これを「労働供給制約社会」と言うんですけれども、簡単に言えば、労働力が供給できなくなる社会が来る、ということです。
こうした状況に対応するには、まず間違いなくデジタル化が必要なんです。デジタル化はもう必須です。
自ら動くことの重要性
これまでもそういう話はしてきましたが、実は、自分自身では「DXを推進する」という取り組みには、取り組んでいませんでした。
いや、まったくやっていないわけではないんですよ。例えば、地元の新潟産業大学でDXを学べる講座を作るなど、学ぶ仕組みは整えました。仕組みを作るのは得意なので、これまでもそうした取り組みをやってきました。
ただ、自分自身がDXに真正面から関わるということはしてこなかったんです。
「でも、それではいけないな。自分自身が動かなきゃダメだな」と感じるようになりました。具体的には、地元企業で、課題があるところのDXやデジタル化の取り組みをやってみようということですね。たとえば、紙の業務をデジタルに移行したり、業務フローを改善したり。
ツールとしては、やっぱりサイボウズのkintoneがいいと思うので、それを中心にDX支援をしてみようと考えています。
ちなみに、この取り組みはサイボウズの業務としてやるわけではありません。しごとのみらいとしてやるわけでもありません。
僕は個人事業主として「テイクウェーブ」という屋号を持っています。これまでは、IT関連の頼まれ仕事を受けた際にこの屋号を使っていましたが、今回はあくまで個人的な取り組みとして、この屋号を活用しながら「DXを真面目にやらなきゃ」と考えています。
ベテラン世代のキャリアを自ら示す
次に、2つ目の理由です。「ベテラン世代の第2、第3のキャリアを自ら示したい」ということです。
これも以前からお話ししていることですが、人生100年時代を迎え、定年65歳で終わりというモデルから脱却し、第2、第3のキャリアをちゃんと築けるようにする必要がありますよね。
そういった人材を育てる仕組みをこれまで作ってきました。たとえば、セミナーや研修を通じてキャリア形成の重要性を伝えたり、学び直しの機会を提供したりしてきました。
ですが、そういった取り組みだけではなく、自分自身がDXや業務改善の実践を通じて、第2、第3のキャリアを示す必要があると強く感じています。ただ理想を語るだけではダメで、実際に行動しないといけないな、と。
これまでの経験を活かしながら、新しいデジタルツールを使い、業務効率化や働きやすい環境作りを自ら手がけ、地域社会や企業の課題解決に役立つ具体的な例を作りたいと考えています。自分自身がやらないといけない。それが、2つ目の理由です。
来年度に向けた具体的なアクション
さて、ここまでお話ししたことをもう一度整理します。1つ目は「人口減少がやばいのでデジタル化を進めたい」。2つ目は「ベテラン世代の第2、第3のキャリアを自ら示したい」ということ。
この2つを、まずは自分が動いてみて、実際にやってみる。そしてその結果、地域の企業や働く人たちの課題解決につなげていく。それを形にして、仕組みとして残したいと考えています。
来年度、2025年4月を1つの区切りとして具体的に進めていきたいですね。ただ4月にこだわらず、1月からでも始められるなら進めていきます。
元々プログラマーとしてデジタルの世界に関わっていたので、その経験を活かして、地域の課題解決に挑戦してみようと思っています。
特にkintoneは面白いツールなので、そういったツールを使いながら、地域の課題を解決し、自分自身のスキルを発揮できる場として動いてみたいと思います。どうなるかはわかりませんが、少しずつ進めていくつもりです。
はい、というわけで今日の話はこれで終わりにします。