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#581 【選択肢を増やす】エイジダイバーシティのメリットを具体的に考える

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。


エイジダイバーシティのメリット

今回は「エイジダイバーシティのメリット」についてお話ししています。前回は「組織の生産性」について触れました。

今日は「選択肢を増やす」についてお話します。

課題解決のための選択肢

仕事をしていると、必ずいろんな課題が生じますよね。その課題を解決するためにはどうすればいいか?

これは僕の意見なんですが、選択肢を増やして試してみることが大事なんじゃないかと思うんです。

ただ、「選択肢を増やす」と言っても簡単ではありません。たとえば、新しいアイデアを考えようとするとき、普段から同じ価値観を持つ人たちと話しているだけでは、新しい選択肢ってなかなか出てこないんですよね。もちろん、そういう環境でも新しいアイデアが生まれることはあります。でも、頻度としては少ないんじゃないかなと。

多様な視点がもたらす可能性

ここで重要になってくるのが、いろんな価値観や視点を取り入れることです。特定の層だけで議論するのではなく、異なるバックグラウンドや価値観を持つ人たちを交えることで、新しいアイデアや選択肢が生まれる可能性が高まります。

その一つの要素が「年齢」です。

たとえば、ベテラン世代の人たちだけでアイデアを出そうとすると、どうしても過去の成功体験や固定概念に縛られがちなんですよね。でも、そこに若い世代が加わるとどうでしょうか? 年齢の違いによって価値観も大きく異なるため、新しい視点が生まれることが期待できます。

年齢の多様性がもたらす振れ幅

ただ、年齢というくくりだけじゃなくて、そもそも個人個人の価値観が違うというのも重要なポイントです。それでも、年齢は価値観の振れ幅を広げるための一つの指標になります。いろんな年齢層の人たちが議論に参加することで、アイデアや選択肢の幅が広がるのです。

先ほど、「ベテラン世代の人たちでアイデアを出そうとすると……」という話をしましたが、若い世代だけの会議でもそうです。同じ層だけでは、価値観が偏ることがあります。

そこにベテラン世代の視点を入れることで、より客観的で多面的な議論が可能になります。新たな発見や選択肢が生まれることがあるでしょう。

心理的安全性の確保

ただし、多様な意見を引き出すためには、心理的安全性が欠かせません。組織の中では、声の大きい人の意見が通りやすい場面がよくありますよね。それでは多様な選択肢は生まれにくい。

若い人たちが遠慮なく意見を出せること。ベテラン世代も「自分の意見なんてもう古い」と思わずに発言できること。そうした心理的安全性が確保される場を作ることが大切なのではないかと思います。

このように、多様な世代が参加し、安心して発言できる場を設けることで、選択肢が広がり、より良い組織づくりが可能になるのではないでしょうか。

エイジダイバーシティの具体的なメリット

ここまで話してきたように、「エイジダイバーシティ」を活かすことで、選択肢を増やすことができます。具体的なメリットとして、新しいアイデアが生まれやすくなり、結果として組織の柔軟性や競争力が向上するんです。特に、多様な価値観を持つ人たちが関わることで、組織内の意思決定の質も上がると考えています。

一方で、多様性があるだけではうまくいかない場合もあります。さっきも言ったように、心理的安全性が確保されていなければ、多様な意見が埋もれてしまう可能性もあります。ですので、多様な人々が安心して意見を出せる場をどう作るか、ここが組織づくりにおける非常に重要なポイントなのではないかと思います。

というわけで、今日は「エイジダイバーシティ」と選択肢を増やすことについてお話ししました。この話、まだまだ深掘りできるテーマですので、次回もぜひ楽しみにしていてください。それではまた!

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