見出し画像

#63 理想的な状態が10だとしたら現状はどれぐらい?【キャリア自立コーチング】

竹内義晴です。この番組は、組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。

はじめに:雨は「悪い」天気?

6月に入りまして、最近はやや雨が続いている感じがします。いま、ボクの日課の1つに「畑に行く」があります。

5月中旬くらいに、きゅうりとかトマトとかズッキーニとか、いろんな野菜を植えたんですけど、最近、植えたものが元気に育ってきて、日に日に大きくなっていくさまを感じます。

一般的に「雨」といえば、天気としては「悪い天気」と言いますよね。天気に良し悪しがあるなら、雨は「悪いもの」だという解釈が一般的だと思います。

でも、植物にとって、雨って絶対に必要なもので、成長には不可欠です。なので、台風とか、極端な状況は困るとしても、雨は必ずしも「悪いものではないな」と思う、今日この頃でございます。

昨日の振り返り

いまですね、「複業できるぐらいにキャリア自立をする10分間コーチング」という取り組みをしています。

昨日は「理想」についてお話しました。そこで「あなたがそれを叶えた時の具体的なイメージは、どんなイメージですか?」という問いを投げました

理想のイメージの大切さについて、「こんな風になりたい」というのは、誰しもが一度が思ったことがあると思います。

たとえば、年始に「今年はどんな年にしたいですか?」みたいな質問に対して、「今年もよい年にしたいですね」みたいな受けごたえをするシーンをよく見聞きします。

その「よい年」というのがどういう状態なのかはわかりませんが、「どういう状態が、よい状態なのか」を決めておかないと、それが達成したのか/してないのかはよく分かりません。

また、理想的な状態がどういう状態かが分からないと、「何をすれば、それが叶うのか?」もわかりにくいでしょう。

それは、必ずしも年始だけではありません。何かを叶えたい時、なんとなくでもいいですが、できればイメージを具体的に、明確にしたいもの。

また、イメージを言語化するのは難しいかもしれませんが、あえて言語化することで、イメージがさらに具体化していきます。

そこで、昨日は、具体的なイメージが明確になるような問いを投げてみました。

理想を具体化するために

理想的な状態を具体化するには、5W1Hのような観点で考えてみるといいのかなと思います。

少し話はずれますが、ボクが毎日、こうやってお話をしている理由の1つに、自分が頭の中で描いている、地域と、地域外の方々を複業のような形で、仕事を通じた交流を作りたいというイメージを言葉にすることによって、そのイメージを具体的にしたいという、ボクにとってのチャレンジがあります。

そこで昨日、「もしあなたが、それを叶えたときの、具体的なイメージはどんなイメージですか?」という問いを投げてみました。

今日の問い:現状を数値化する

さて、今日はですね。理想に対して、「現実はどうなのか?」という話を、問いのベースにしてみたいと思います。

わたしたちに何かしらの理想があって、そこに向かおうとするとき、「理想はあるけれど、現状はまだ、それが叶っていない」という状況だと思います。

理想と現実とのにあるギャップを、少しずつ埋めていくことが、少しずつ理想を叶えていくことになります。

そこで、理想を叶えるためには、まず「現実はどうか」ということを認識することが大切なのではないかと思います。時には、それは「見たくない現実」の場合もあるかもしれませんが、現実を知ることで、「いま、何をすればいいのか?」が分かるわけです。

そこで、今日は「現実はどうなのか」というところを、問いのきっかけにしてみたいと思います。

現実を数値化する

現実を把握する上で、ボクがよく使うのは「数値化」というテクニックです。

数値化とは、「理想的な状態が10だとしたら、現状はどれぐらいか?」を数字で表してみるのです。この問いは、現実をざっくり把握することに役立ちます。

たとえば、ボクはいま、こうして音声とnoteで毎日発信しています。なぜなら、複業のような形で、地域と地域外の方々を仕事を通じて結んでみたいからです。

このような取り組みをしている理由は、いま、人口がどんどん減っていて、「このままいくと、地域の企業が持続できないんじゃないか」みたいな課題感があるからです。

つまり、ボクの頭の中では理想的な状況があるわけです。

理想的な状態は、複業のような形で地域の企業と地域外の人たちが定期的に行ったり来たりしながら働いている姿です。複業するみなさんにとっては、普段の仕事もしながら、地域との関係性も構築している。地域の企業にとっては、自分たちの会社にはない強みを持っている人材との交流が生まれていて、事業がうまくいっている……みたいな状態が、理想的な状態です。

その状況が10だとしたら、いま、どのぐらいかを数値で示すと……3かな? 4ぐらいにしておこうかな。

以前は、3ぐらいでしたが、いまは4ぐらいになっていると思います。

数値化することによって、ざっくり「自分はどれぐらいか?」を認識することができます。そして、「理想的な状態はこうだ。でも、いまはこうだ」を理解できます。これによって、ざっくりした現実感を把握できます。

なお、数字について、あなた自身が自分の中で感じる数値で問題ありません。なぜならば、自分自身にとっての現実だからです。

まとめ

というわけで、今日の10分間コーチングの問いは、「理想的な状態が10だとしたら、現在を数値化するとどれぐらい?」としたいと思います。

それは、複業という観点で捉えてもいいかもしれません。あるいは、キャリア形成という観点で捉えてもいいかもしれません。理想的な状態を10だとしたら、いまはどれぐらいか。そんな観点で、まずは現状をざっくりと捉えてみてください。

というわけで、今日の10分間コーチングはこれで終わりにしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?