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#580 【組織の生産性】エイジダイバーシティのメリットを具体的に考える

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。

久しぶりの収録

今週はですね、昨日、一昨日と東京に行っておりまして、朝から晩まであれこれあったために音声での収録が2日ぶりになります。noteには、今日のつぶやきを一言、書いてはおきました。

今日のテーマは「年齢の多様性」

今日のテーマは、「年齢の多様性」です。今日の午前中、ある会社さんに行って簡単な取材を受けたんですよね。内容は「年齢の多様性」に関する話です。

なぜ、「年齢の多様性」が注目を集めているのか、今日はそのあたりを少し話してみようかなと思います。

ダイバーシティの重要性と課題

「年齢の多様性」が注目を集めている理由については、いくつかの要素があると思います。

ここ数年、「多様性って大事だよね」といった言葉を耳にするケースが増えたように思います。多様性とはつまり、ダイバーシティですよね。

ただ、「なぜ、多様性が大事なのか?」みたいな話になると、ちょっとふわふわしているというか、「みんなを尊重しましょう」とか「それぞれの個性を生かすべきですよね」みたいな感じで終わってしまうことも多いのかなと思います。

もちろん、一人ひとりを尊重して、それぞれが協力して仕事をするというのは大事なんですけれども、なぜそれが重要なのか、もう少し具体的に考えていく必要があるんじゃないかと感じています。

各世代の強みを生かすことの重要性

例えば、生産性という観点です。生産性を高めるためには、それぞれの世代が持つ強みを生かすことが重要だと思っています。

具体的には、ベテラン世代には長年のキャリアの中で蓄積された知識や経験、人脈といった無形財産がありますよね。

一方で、若手の皆さんには、柔軟に対応できる力や、経験が少ない分、いろいろなことにチャレンジする力がある。

中堅世代には、現場経験も豊富で、体力的にも力があり、組織の中で重要な役割を担っている世代だと思います。

こうした各世代の強みを生かすことで、組織全体の生産性を高めることができるんじゃないかと僕は思うんですよね。

年齢で切り捨てていいのか?

ですが、今までは、特にベテラン世代に対しては、例えば役職定年みたいに、ある年齢で一律に役割を終わらせるような制度があったりします。

そうすると、せっかくのベテラン世代の知識や経験が活かされないままになってしまうことも多いんじゃないかなと。その知識や経験を言語化し、共有することができれば、組織としての強みをさらに高めることができると思います。

それぞれの世代の持つ強みをうまく活かすことで、組織全体がより力を発揮できるようになるんじゃないでしょうか。

抽象論を超えて具体的なメリットを

ただ、繰り返しになりますが「多様性」という言葉だけだとどうしても抽象的な話になりがちで、「みんな尊重しましょう」という精神論にとどまってしまうこともあります。

もちろん、それも大事なんですけれども、具体的に「どんなメリットがあるのか」をしっかりと言語化して示していかないと、なかなか実際の取り組みは進まないんじゃないかと感じています。

今日は、「年齢の多様性」を生産性の観点からとらえてみましたが、ほかにもいろいろなメリットがあると思うんですよね。そのあたりはまた明日、続きをお話ししようと思います。今日はここまでです。

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