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#649 社内外のメンバーと「プロジェクトで働く重要性」

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。


今日のテーマ

今日のテーマを一言で表すと「社内外のメンバーでプロジェクトで働く重要性」といった話になります。

まず、この話の前に少し前提をお話しすると、今日は僕のサイボウズの稼働日でした。僕は週2日、複業社員としてサイボウズで働いていて、木曜日と金曜日はサイボウズの業務を行っています。担当しているのはマーケティングやブランディングの仕事で、一言で言えば「サイボウズを多くの方に知ってもらう取り組み」です。

サイボウズは「チームワークあふれる社会をつくる」という理念を掲げています。そのため、「チームワークといえばサイボウズ」と思ってもらえるような活動をしています。そんな中で、今日はチームワークに関する記事を調べていたところ、東洋経済オンラインの「社内外メンバーで「チームワークを高める」3要点」という記事を見つけました。

記事の内容と感じたこと

この記事で大切なところを引用しますと……

これまで、日本企業の組織運営は「固定メンバーによる定型業務」ありきで成り立っていた。このアプローチは、組織内での安定した関係性が重視され、決まったメンバーで効率的に仕事を進めることができた。
しかし、現代のビジネス環境では、働き方や組織運営のあり方が変わりつつある。とくにプロジェクトをベースにメンバーが変わる柔軟な働き方や、社外との協働、イノベーション創出がますます重要になっている。
~中略~
リモートワークや副業、プロジェクトベースの働き方が普及し、多様な価値観やスキルを持つ人材同士でチームを組むケースは増えていくだろう。こうした変化に対応するためには、多様なメンバーと効率的に連携する必要がある。
中小企業やスタートアップにとっても、優秀な外部人材との協業は、事業成功の生命線となるはずだ。

出典:社内外メンバーで「チームワークを高める」3要点 | 東洋経済ONLINE

確かに、この考え方には納得できる部分が多いです。一方で、現状、実際にどれだけの企業が社内外のメンバーと協働しているのか? を考えると、そこまで進んでいるとは言えないのではないかという印象を持ちました。

社内でプロジェクトベースの働き方をしている人は増えているかもしれませんが、社外との協働となると、まだまだ一部の企業に限られるのではないでしょうか。

社内外で働くことのメリット

とはいえ、社内外のメンバーと一緒に仕事をすることは、単なる業務の遂行以上のメリットがあります。

例えば、社内だけで仕事をしていると、決まったやり方やツールしか使わないことが多いですが、社外のメンバーと協働すると、新しい仕事の進め方やツールを学ぶ機会が増えます。特に中小企業や地方企業にとっては、こうした経験が非常に有益です。

実際、僕自身も複数の企業と関わる中で、新しいツールや仕事の進め方を学ぶことが多々あります。

とはいえ、「これからは複業やプロジェクトベースの働き方が主流になるから、どんどんやろう!」と言いたいわけではありません。必要な時に、必要なタイミングで取り組めば良いと思います。

コミュニケーションとツールの課題

社内外のメンバーと仕事をする場合、避けて通れないのが「コミュニケーション」と「ツールの選択」です。

例えば、日常のやり取りをどのツールで行うのか。かつてはメールが主流でしたが、今ではチャットツールを使うことが一般的になっています。LINEのようなツールを使う人もいれば、SlackやMicrosoft Teamsを使う人もいます。サイボウズの製品で言えば、kintoneを活用するケースもありますし、Facebookメッセンジャーでやり取りすることもあります。

こうしたツールの選択は、社内だけで仕事をしていると固定されがちですが、社外のメンバーと仕事をすると、自然とさまざまなツールに触れることになります。最初は「また新しいツールか…」と面倒に感じることもありますが、使ってみると意外と便利だと気づくことも多いです。

社内外での仕事が成長につながる

社内外のメンバーと仕事をすることで、単なる業務の進め方だけでなく、コミュニケーションの仕方や考え方の違いを学ぶ機会にもなります。こうした経験は、社員一人ひとりの成長にもつながるはずです。

もちろん、積極的に外部との協働を推進する必要はありません。しかし、もしそういった機会があったときに「うちはやっていないので」と避けるのではなく、前向きに関わってみることが大事ではないかと思います。

今日は「社内外のメンバーでプロジェクトで働く重要性」についてお話ししました。社内だけでなく、社外のメンバーと協働することには、業務の進め方やツールの使い方を学ぶメリットがあり、結果として社員の成長にもつながります。

新しいツールを使うことや、新しいやり方に挑戦することは、最初は面倒に感じるかもしれません。しかし、実際にやってみると意外な発見があり、結果として自分のスキルアップにつながることも多いものです。

もし、そういった機会があれば、ぜひ積極的に関わってみてください。では、今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。

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