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#648 「背中を見せる」ということ

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。

※stand.fmが障害っぽいので、音声はあとで追加します。


「背中を見せる」ということ

今日は「背中を見せる」という話をしてみたいと思います。

「背中を見せる」というのはどういうことかというと、今、いろんな取り組みをする中で、メンターのような役割を担うことが多いんですよね。

今年度だけでも、都市部の企業で働く皆さんと地域の企業の課題を一緒に解決する取り組みでメンターを務めたり、地域に関わりたい、地域の役に立ちたいという個人の皆さんと一緒に、地域での具体的な取り組みをワークサンプルとして学ぶ「ローカルプレイヤーズ」というプロジェクトでもメンターを務めています。

メンターとしての役割

こうした活動では、何かを一方的に教えるというより、一緒にその場にいて、場合によっては伴走し、時には「本当にそれでいいんですか?」と問いかけて心を揺さぶる役割を果たすことが多いです。

そういう役割を担うときに、個人的に大事だと思っているのは「自分も実践者である」ということです。この番組の冒頭でも「これからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家」と言っていますが、「実務家である」ということが大切だと思うんですよね。

なぜ、実践者であることが大切なのか

実務家というのは、実際にそれをやっている人のことを指します。何かを人に伝えるときに、口だけではダメで、自分自身が当事者であり、実践者であることが重要だと思っています。

だからこそ、自分も現場にいて、その姿を見せることが大事だと思うんです。ただ口だけ出すだけ、ただ指摘するだけではなく、自分も現場で悩み、困りながら、時にはネガティブな姿も見せながら、一緒に学んでいくことがメンターの役割ではないかと思っています。

そのほかの「背中を見せる」

今年、もう一つの取り組みとしてDXのコンサルを始めようと思っています。なぜやるのかというと、地域課題のひとつとして、今後ますます人口が減少し、企業の人材不足が深刻になることが予想されるからです。

そこで、地域の企業と地域外の人材をつなぎ、一緒に仕事をしていく関係構築が重要になると考えています。その際、企業で働きながら副業として関わる人や、第2、第3のキャリアとして今までの経験を活かしたい人に向けて、いろいろな選択肢を提示していきたいと思っています。

まずは自分がやってみる

こうした選択肢を提示する際に、「可能性がありますよ」と口で言うだけでは説得力がありません。DXのコンサルはこれから必要な取り組みですが、何の関係性もないところで仕事を始めるのは簡単ではないですよね。

だからこそ、自分自身が実践し、その姿を見せることで信頼を得ることが大切だと思っています。自分がやってみて、「これは本当に必要だ」と感じたことを、相手に伝えられるようにする。それこそが実践者の役割ではないかと思っています。

背中を見せることが誠意

別に何かを教えるわけではありませんが、現場にいることで、何かをつかんだり、大事なことに気づいたりするきっかけを提供したい。

自分自身が実践している姿を見せることで、言葉以上に伝わるものがあると信じています。そのためにも、まずは自分がやってみる。そして、その経験を通じて、現場のリアルな課題や解決策を共有し、相手と共に考えることが大切だと思っています。

そういったことを考えると、まずは自分自身が実践者であることが、誠意を示すことにつながるのではないでしょうか。明日も背中を見せられるように頑張ります。

ということで、今日の話はここまでです。

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