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並列の接続詞のバリエーションで遊ぶ

私はつい、「また」を続けてしまう癖があります。「また」は並列の接続詞ですね。

自分の書いた文章を推敲している時に、「また」が連用されているのを見つけると、「また、「また“また”かぁ」とややこしくがっかりします。

どうしても並列に繋げたい文章があるときは、並列の接続詞のバリエーションを使って単調さをなくすようにしています。

たとえば以下のようにです。

――
私には悩ましい友人がいる。
なんといっても男前なのだ。
また、背も高くすらりとしている。
そして、成績もよく話もうまい。
そのうえ、スポーツ万能と来ているから当然女子たちにモテる。
さらに、育ちが良く性格も良いので非の打ち所がない。
だから彼と一緒にいると、私は劣等感の塊になってしまうのだ。
――

例文の友人は、実在の人物でで、中学以来の親友です。
高校時代は、よく後輩の女子たちから、その友人に手紙を渡して欲しいなどと頼まれたものです。私は常に頼まれ役で、まったくモテませんでした。

それはよいとして――。

並列の接続詞を頻繁に使うことは好ましくありませんが、いざというときのためにバリエーションを用意しておくと良いでしょう。

同じ重みの情報を追加していく場合には、「また、そして、それから、それと、あと、ほかにも、同様に」などがあります。

それだけじゃないぞ、と前文を上回る内容を追加していくときには、「そのうえ、さらに、しかも、くわえて、ひいては、まして、のみならず」などですかね。

これもいっしょにね、と付け足したいときには、「かつ、なおかつ、および、ならびに、あわせて、同時に、ともに」などかな?

何事も使い過ぎは行けませんが、いざというときに備えておきましょう。

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