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たった1往復のDMのやり取りから見える人柄

先日、はじめましての方と2往復ほどDMのやり取りをして、その後お会いするという機会があったんですよね。妻子がいる身ですのでマッチングアプリ的なものではございませぬ。妻子は大切にしています。

交渉の類みたいなやつです。立場的には私がお願いする側、先方に検討していただくという感じ。

事前のやりとりはたった2往復程度だったのですが、すごく感じがよくて話しやすそう、優しそう、フランクでありながらも礼儀正しさも持ち合わせてそう、仕事も絶対できるしモテる、といろんなポジティブな印象を持ったんです。

実際にお会いしたら、まぁ第一印象で間違いないなと。後日妻もあったんですが、「いい人すぎてびっくりした。やばい。」って言ってて、ほんっとにすごく気さくでいい方でした。

そういったことがあり、たった2往復のメッセージのやり取りだけでもわかることって非常に多いなぁと思ったわけです。

1往復目のやりとり

ざっくりと1往復目のやりとりはこんな感じでした。

はじめまして、賀来と申します。
いきなりのご連絡で大変失礼いたします。
<中略>
〜〜〜についてご相談させていただきたく、一度お話しさせていただくことは可能でしょうか。
よろしければご都合の良いお時間にお伺いさせていただきます。
ご検討いただけますと幸いです。

はじめましてでしたし、お相手の情報もほぼなく、どんな方かもわからなかったので結構堅めの文章で送ったつもりです。堅めと言いつつ連絡手段はInstagramのDMなんですけど。

そしていただいた返信が下記。

賀来様
初めまして!メッセージありがとうございます。●●と申します。
〜〜〜のご検討ありがとうございます。
〜曜日の〜〜〜時でご都合のよろしい日はございますでしょうか?
ご連絡お待ちしております。

完璧じゃないですかね。これ以上ないのでは?

まず冒頭の「初めまして!」

最初に「!」を持ってきていただけるだけでこの圧倒的な安心感。正直もうこの時点で「あ、この人いい人だ」って確信してます。しかも「!」を使っているのはこの一度きりなんですよね。そこもしつこくなくて素敵。これが乱用されていると「おおおぉぉぉ……」となってしまうわけです。

そして2文目の「メッセージありがとうございます。」

こちらからいきなりDM送っているのにこの謙虚さ。いきなりDMを送ってきた身元も知れぬやつにたいして二言目に「ありがとうございます」ってなかなか言えないですよね。

そして最後の「〜曜日の〜〜〜時でご都合のよろしい日はございますでしょうか?」

語尾が「?」なのも緊張感与えない感じでいいですし、1通目にして日程調整を進めていただけるスピード感。これによって初めましてからたった2往復で日程調整まで完了し、お互いの負担少なく次のステップに進めるわけです。

こんなご時世だからこそこういう文章が求められるんじゃなかろうか

情報がどう伝わるかということにおいて、テキストってリアルな会話と比べると圧倒的に受け取り側次第なんです。

対面だとその場で伝わり方のケアできるんですけど、テキストだとケアできない。

Aで伝えたつもりが、表情や態度を見てA'で伝わってるなと感じたら「あ、そうじゃなくてAだよ〜」と言えるわけですが、テキストだと仮に受け取り側がA'で受け取ってても「Aで伝えてやったぜ。」で一度コミュニケーションが途切れてるわけです。

つまりちゃんとAという情報を、受け取り側がAで受け取るように伝えられる力がめちゃくちゃ大事なんですよ。

若干DMのやりとりとは論点がズレた気もしますが、このご時世、チャットやメールでのやりとりも増えてきましたし、いい文章をかける人って貴重だし、素敵だなぁと思ったのでした。

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