しかし「妄想」や「ビジネス」で解決する手段はいくらでも存在するのだから結局は一線を越えるか?超えないか?という葛藤に己が克てるかどうかなのである。

『本書に登場する被告人たちが犯罪に至った事情は、第三者からみると納得できないものも多いだろう。だがそれは言い換えてみれば、普通の感覚では想像できないほど、極限まで心が追い詰められていた証でもある。どんな理由であれ犯罪に手を染めることは許されないが、「もし自分がこんな状況に置かれたら…」と考えさせられてしまう。外からはどんなに完璧に見える人も、多かれ少なかれ問題や悩みを抱えているものだ。幸せな日々をのほほんと過ごし続けている人は、きっといない。だが、心は悲鳴を上げそうなほどストレスを抱えているのに、そんな自分に気づかぬフリをしていると、自分でも知らない「別の顔」が現れてしまうのではないだろうか? その「別の顔」は、これまで真面目に生きてきたあなたの「表の顔」をも奪ってしまいかねない。~こんな“落とし穴”にハマらないためにも、現代のビジネスマンはセルフコントロール力を身につける必要があるのだろう。本書にはさまざまな被告人とその裁判の顛末、さらに再犯防止を願う弁護人や裁判長、検察らの姿がつぶさに描かれている。これは他人事ではない、自分のビジネスライフは本当に大丈夫だろうか? とあなたもきっと考えたくなるはずだ。』

「快適な生活を手に入れたことと引き換えにストレス耐性が著しく低下してしまった」と私は表現しているがストレスフルな生活環境は何も昨今始まったことではない。都会的生活が生きている実感を徐々に失わせてしまい本能に根差した人間社会では逸脱した行動によってのみ実感できると錯覚してしまうのだ。しかし「妄想」や「ビジネス」で解決する手段はいくらでも存在するのだから結局は一線を越えるか?超えないか?という葛藤に己が克てるかどうかなのである。やはり「克己に限る」のだ。

40代課長、電車内で性器露出して「俺、生きてる」と実感。真面目なビジネスマンが見せた裏の顔
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