新入生たちへ。先輩たちが動き出した!
コロナで自粛な日々。
教育関係者はてんやわんやの新年度を迎えています。
今勤めている大学では、前期全面オンライン授業となりました。
果たしてオンライン授業は無事スタートできるのでしょうか。
半年後の大学教育にはどのような世界が広がっているのでしょうか。
色々なことを進化させてくれている機会として、もはやこの状況を楽しんで乗り切るしかありません。
僕が担当しているのは全て「フィールドワークを中心としたPBL」なのですがね。
やってやりますよ。えぇオンラインで。
(この様子は後日気が向いたらnoteにまとめよう)
さて、今回はこの1週間で起こった出来事を備忘録的に書き留めておきたいと思います。(久々のnoteだよ!)
色々中止で新入生が困ってるってよ。
年度末からちらほらと在学生向けの履修説明会が中止になったりしていたので、このご時世なので、まぁそれはそれで致し方ないなぁと思っていましたが。授業開始日も当初の予定から2週間延期になったしね。
そんな中・・・
え、新入生ってやばない?
例年ならば・・・・・・・・・
夢と希望を持って(いるのかわからないけど)入学した学生。
桜が咲く中、新品のスーツを着て、大きな講堂での入学式が終わったら、大学の先生たちが手続きをオリエンテーションで教えてくれて。
諸々教室でのイベントが終わったらキャンパス内では部活やサークルの勧誘で「飴ちゃんがホッチキスで留められたビラ」を訳もわからず大量に紙袋に押し込んで。
とにかく訳もわからず、家に帰るとオリエンテーションの時に隣の席だった子と連絡先を交換してたから、その子と「お疲れさま〜」って言い合って。
「明日何時に大学行く?」とだけ決めて、そのまま寝落ち。
これが初めての大学での友達だった。。。
(入学した時ってこんな感じじゃなかったっけ?汗)
Twitterでは新入生たちの「不安」で溢れかえっていました。
私のキャンパスライフはどこへ・・・
友だちもおらんし、むっちゃ不安ねんけど・・・
入学式無いのはまだわかるけど、オリエン無かったらどうやって授業取ればいいん。
などなど、挙げ出したらキリがありません。
そんな中、Twitterでは在校生たちが動き出します。
というのも、在校生たちもコロナの影響でサークルや部活の勧誘活動も中止になり、怒涛の「SNS勧誘戦国時代」が訪れていたのです。
滋野も何かできないだろうかと、いつもよく関わっている学生にLINEをしてみました。
2020年度・令和2年度、4月1日。
龍谷大学文学部に勤めて3年目の春。
ここから全てがスタートしました。
大学が丁寧にまとめてくれた支援コンテンツ
大学は不安を抱える新入生のために、特設サイトをオープンしてくれました。サイトではいろんな情報をまとめてくれています。
急ピッチでこのようなサイトを作成し、各部署からYoutubeなどで動画配信してくれています。準備めっちゃ大変だったろうな・・・。
ふむふむ。
ほうほう・・・・
・・履修・・・・
・・・・登録・・
・・・大学関係者としてはものすごく丁寧でわかりやすくて、素晴らしいコンテンツです!
・・・・・・・
しかし・・・Twitterでは
マジで何言ってんのかわからん。
これ一人でやれって無理ゲーじゃね?
大学の履修登録って複雑ですよね。
高校までだとある程度、決められてて。特に選択の余地はありませんでしたし。
ところが大学に入った途端、
大学は全てが自己責任です
チーーーーーン。
そんなこんなで、我々はこの大学が用意してくれた素晴らしいコンテンツを使って、新入生たちに解説を加えながら質問に応えていくライブ配信を始めましたとさ!
2人の学生と始めたオンラインサポート
そもそも入学式諸々が中止になり、各種必要書類も郵送となり、手元に学生証があり、ポータルサイトに入れなければ何も始まりません。
この時点では、ほぼ半数の学生がポータルには入れていたようです。
こんな感じでそれぞれの自宅からZOOMで繋ぎ・・・・
大学が用意してくれたリッチコンテンツを順番に解説しながら、先輩学生たちと雑談しながら新入生たちの疑問に応えていきました!
この様子はTwitterでライブ中継しているので、新入生たちからリアルタイムで質問が飛んできます。
やるよ!って決めてから、わずか1日足らずのことでした。
↑ 記念すべき第1回のライブ中継。
常時60名くらいが視聴してくれていました。まぁ新入生じゃない人も少なからずいたんではないかと思いますが。大切なのは「一人でも多くの新入生の悩み・不安が解決すること」です。
↑ メンバーを強化して挑んだ第2回のライブ中継。少し慣れてきました。
実は配信を決めた日の夜にテスト配信に付き合ってくれた僕のお友達もいまして。テクニカルな部分に関して即解決してライブ中継に臨めました。
ZOOMってすげえ。マジで感動した。
あくまで自主的・非公式・有志の配信なので、本気でわからんことは教務課へ問合せして、と繰り返しアナウンスしつつ。
必ずこんな質問もくるはず。当然ながらそんなことには回答しない。むしろ先輩たちが受講した経験から「自身に役立った」と心から思う科目についてはおすすめをさせていただきました。
ついに新入生ともZOOMで対談!
なんと先輩からの呼びかけ(というかSNSナンパ)で新入生をキャッチし、一緒に配信を行いました!!
その様子は ↓
これは・・・もう革命や・・・
と勝手ながらに思いながら、やっぱり新入生の声から「不安」を語ってもらうと、事態はより深刻であることを実感しました・・・。
とはいえ、今回参加してくれた3名の新入生たちは色々と悩みを話すことで、不安を解消してくれたようでした・・・!
やって良かった。うん。
ちなみに私は、もはや配信には登場せず。テクニカルなところに集中していました。ZOOMで映像をつけっぱなしで対談すると遅延が発生することに気づき、最終的にはウェブラジオという形態に落ち着きました。PCから音楽を再生することもできるので、よりラジオ感が出るようになりました。
ひとりの悩みは「みんなの悩み」
履修登録、友だちできるかな、部活やサークルどうしよう、授業ついていけるかな、アルバイトどうしよう、、、
新入生の悩みはいっぱいです。
そもそもオリエンテーションや新歓があれば、このあたりの悩みは勝手に解消されていくんですが、、、致し方ありません。
そんなコンセプトを掲げて、先輩たちによる「先輩ズ」というアカウントが立ち上がりました。
メンバーは龍谷大学文学部2〜4年生、10名。
みんなコロナの影響でアルバイトも減らされたり、就職活動もうまく進まない中で、新入生に何かできないかと知恵を絞って活動しています。
「先輩ズ」では、以下3つに取り組んでいます(多分)
1)質問箱を作ってTwitterで質問に答えたり、DMにも答える
2)必要に応じてライブ中継をしながらリアルタイムで質問に答える
3)今後新入生たちがどんなことに困りそうなのか先読みして、新入生たちを不安にさせない「場」をつくる
↑ これ超重要(笑)
素晴らしい発想力と行動力、チーム力でこの1週間突っ走っています。
毎日どこかで必ず行われるZOOM会議で意思決定
授業開始もオンライン化になり、その全学的スタートは5月から。既に課題などは出ているものの、通常のように大学に通学することは無くなりました。
時間的にも余裕のある先輩ズの皆さんは、特に定例化しているわけでは無いけれど、毎日どこかでZOOM会議をしています。
一応滋野も顔出していますが、ほとんどの議論は学生間で進んでいます。
取り組みの成果は確実に伝わっている…!
どうやら新入生にも響いている模様。この取り組みがロールモデルになって今年の新入生が行動を始めてくれればもう本望ですよ・・・!
学長からも・・・。
嬉しいなぁ!!!なぁ先輩ズのみんな!!!
私たちは何がゴールなの?
オンラインサポートを初めてちょうど1週間が経過した4月9日。
いつものように「先輩ズ」ではZOOM会議をしていました。
さぁ・・・・・・・・・
・・次は・・・・・・・
・・・・何しよう・・・
その時・・・!
ぽかーーーーーーーーーん
(カシャ)※スクショ音
次回、あつまれ!新入生の森。
オンライン新入生歓迎会やります!
お楽しみに!
Twitterをチェック!
つづく。
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