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それぞれのマタニティブルー。からの、青写真


「みおちゃんは、育児に対して楽観的だよね」

日曜日のサイゼリヤ。イカスミパスタを頬張り口のまわりを真っ黒にしながらふと旦那がつぶやいた。

いつもなら「そうだね!」と若干イラつきつつも明るく答えているのだけれど、今回はなんだかいつもと違って、「楽観的」というワードに妙に引っかかる自分がいた。

来年から再スタートするコーチングスクールの企画チームのメンバー(旦那以外は皆絶賛子育て中のママさん)の、育児や産後クライシス回避への熱量と、のほほん過ごしている私の様子とを比較し、この言葉を述べたらしかった。

旦那サイドには特に私のことを責める意図はないし、ほんとうに何気ない一言だったのだと思う。でもその一言が私にはスイッチになって、色んな感情が沸き起こってきた。

・そんなこと言われたって、まだ子育て始まったわけでもないのに今から悲観してどうするの?

・私の1000倍楽観的なお前に言われたくない

・もっとシリアスになれってこと?

・私だって本当は不安なのに。←NEW‼︎!

…といった具合。

その拍子に「あ、自分不安なんだ。」っていうのがわかって涙が止まらなくなった。

これが…!マタニティブルー…!

せっかくなので、あふれてくる涙とともに
この感情を味わいきってみよう、と思った。

帰宅しコーヒー豆のハンドピックに勤しむ旦那を眺めながら布団にくるまり、湧いてきたことを言葉にしてみる。

世間的には、旦那が育休をまる1年も取ると話すと「すごいですね!」「うらやましい!」という反応をされることがほとんど。ここ最近彼は自動車教習所にも通いだし、実際めちゃくちゃ協力的な方だと思う。ありがたいし、幸せなこと。

なのに私ときたら、いまだ漠然とした不安を抱えていて。

・旦那が育休を取るのは単に「働きたくない」だけなのではと思ってしまう

・1年間休んでる間に準備をして、都留で店でも出すつもりなのかな(やるなら全力応援)と思っていたけどそういう訳でもないっぽい

・助産師さんの生活指導で毎回我々の生活環境を説明し、「育休明けはどうするの?」「まだわかりません」のやり取りを繰り返すのがしんどい

・さりげなく、私が産後さっさと復帰して働かなきゃならない空気になってる(ことに対して自分の気持ちが追いついていない)

・旦那、家事力がそこまで高いわけじゃないので、育休とったところで戦力になるかというと実際そうでもなさそう(これが産後クライシスの予兆感あって怖い)

・【総じて】旦那が育休とって都留でそばにいてくれるだけで大感謝のはずなのに、上記のように旦那のことを信頼しきれてない自分にいちばん腹立つ

この無限ループ…∞

で、結局「そんなこと今思い悩んでても、その時になってみないと分からないし!自分ができる最善を尽くそう!」と思って思考停止。

というのがここ最近のパターンで。

それに昨日、よりによって旦那に「楽観的だね」発言をされたことで、蓋をしてた感情に、着火。パンドラの箱が、パーンと開いてしまった訳です。

でもここまで言葉にしてみて、いま感じるのは
無理にこれ以上先に話を進めようとしなくてもいいのかな、ということ。

いま自分がこう感じている(元気だし順風満帆に見えるかもしれないけど、実際はわたしなりに悩みとか不安も持ってるんですよー)ってことを、こうして外に出してみてもいいんじゃないかな、ということ。

その2つですね。

***

今週末、自分のライフワークである「場づくり」において師と崇めている方が都留に来てくださるのですが。

その準備のため、あらためて自分がこれから何をしたいのか、どういう場をつくっていきたいのか、ということをずっと考えているのだけれど、その材料のひとつにしたいなと思って「ティール組織」という本を読んでます。


詳しい内容はまた別でシェアできたらと思うんだけど、その中に「全体性(ホールネス)」っていう概念が出てくるのね。それはどういうことかっていうと、これまでの会社とか組織って、ビジネスの現場に自分のプライベートとか、感情とかパーソナルな部分を持ち込むことって割とご法度じゃないですか。けど、この本の中で「ティール(進化型)」だと定義づけられている企業や組織は、むしろそういうパーソナルな部分こそ積極的に出してこ!ってしてる所がほとんどなんだってさ。「仮面をつける必要がない」とも表現されてるわけ。

だから何が言いたいかっていうと、この一連の感情の動きだったりとか、日々自分が何を思いどう感じながら生きてるのかっていうのを、こうしてもっと表現していくことが、今、そしてこれから必要なのかなぁって思うようになった。

みんながみんならしく、機械のパーツではなくひとつの生命体として、それぞれの人生を生きる。その寄せ植え…というよりも雑木林みたいな、豊かな生態系を守り育てたいし、そのために自分がまずその姿勢を示していきたいなぁと。それで、この文章(散文…笑)を書いている。

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本当はイベント今週末だし、もっと影山さんとの出逢いの経緯とか、どういう会になるかとか書きたかったんだけど、どうしても今これしか出てこなくて。笑

でも、きっとこのマタニティブルーは、きっと未来への青写真につながっている(ブルーだけに)。うまく説明できないのがもどかしいんだけど、そんな風に感じてます。

とりとめないついでにもう一つ。

こんな感じで、つるで暮らす住民たちにはどんな人がいて、その人たちがいま何を感じ考えてるのかが覗き見できるnoteマガジンを作りたいなぁって思った。

実際わたしが久々にこんな文章を書こうと思い立ったのも、ひとみんよっちゃんのnoteをみてきっかけをもらったからだし。つるの民のみなさん、よかったら一緒にマガジンやりましょう。書いたらこっそり教えてね。

そんな感じ!ほんじゃね。

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