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自分を育ててくれた本。

シゲクです。今日は、私が今までに読んできた数々の本の中で、何かにぶつかったとき、何度も読み返す本をご紹介していきます。

今回は、入手しやすい価格で、気軽にどこでも持ち運んで読んでいただける本をということで、文庫や新書のものから4点を選びました。


一冊目は、「太陽の塔」などの作品で知られた芸術家でもある「岡本太郎」著、『自分の中に毒を持て』です。

私自身、この本に出会ってから「岡本太郎」へのイメージが変わりました。美術作品に強烈なインパクトがあることは知っていましたが、文章でも「岡本太郎」の強烈なパッションを感じることができます。

「岡本太郎」自身の経験を基に、経済成長を遂げた当時の「日本」と対決していきます。この本からは、今あるものを疑い、生きることそのものが「芸術」であるという「岡本太郎」の熱いメッセージを受け取ることが出来ます。

この本以外にも、「岡本太郎」の著作はありますので、手に取ってみてはいかがでしょうか。


二冊目は、教育学者でテレビでもお馴染みの「齋藤孝」著、『座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本』です。

一冊目が著者の強烈なメッセージであったのに対し、この本は、「ゲーテ」という歴史上の偉人と自分との距離を近づけ、重要なポイントを翻訳してくれる本になっています。

「齋藤孝」の本は、名前は知っているけど、自分で最初から読むのは難しい「古典」などの橋渡し役になる本が多くあります。


三冊目は、漫画家の「山田玲司」著、『非属の才能』です。

この本は、一冊目の「岡本太郎」のどんどん成長していく「社会」との激しい対決といった付き合い方ではなく、どちらかと言えば衰退へ向かう「社会」を受け入れ、その中で自分の考え方を柔軟に保ち、自分を育てていくという本です。

何か人とは違う自分だけが感じる「違和感」を大切に守りながら、他人が持つ「違和感」を尊重するというような、インターネットでどこまでも他人と繋がってしまった世界を生きるための一冊です。


最後の四冊目は、「雀鬼」と呼ばれている「桜井章一」著、『そんなこと、気にするな』です。

「経済」にばかり傾倒する今の「日本」に対して、目に見えない「気」や「運」について紹介しながら、自然と共に人間は生きているという大きな流れを意識させてくれる本です。

人間に本来備わっているはずの「五感」の大切さを再認識することが出来ます。

「桜井章一」の著作は、他にもありますので、一冊手に取ってみてはいかがでしょうか。


以上、四冊を紹介してきました。一冊でも読んでいただけたら、嬉しいです。

今日は、この辺で失礼します。

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